...と空嘯(そらうそぶ)いて毛脛(けずね)の蚊をびしゃりと叩く憎体面(にくていづら)...
泉鏡花 「活人形」
...脚下(あしもと)に転がった人俵(ひとだわら)の一つの胴中(どうなか)をびしゃりとやった...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...笹村はびしゃりとその頬を打ったが...
徳田秋声 「黴」
...びしゃりと押し潰(つぶ)されて...
夏目漱石 「坑夫」
...毘舎利(びしゃり)国猴池の西の諸猴如来の鉢を持って樹に登り蜜を採り...
南方熊楠 「十二支考」
...仏毘舎離(びしゃり)にあった時...
南方熊楠 「十二支考」
...毘舎離国(びしゃりこく)に入って...
吉川英治 「親鸞」
...もそっと側へ来い」わしが、恟々(おどおど)と、お脚元(あしもと)間近まで、はい上がってゆくと、びしゃりと、猿殿はわしの背中を鉄扇で一つ叩いていわれた...
吉川英治 「茶漬三略」
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