...ひょろりと立っていたので...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...一よろけ、ひょろりとして、「――一段と烏帽子が似合いて候――」とすっくり立った...
泉鏡花 「薄紅梅」
...モオニングのひょろりとしたのが...
泉鏡花 「怨霊借用」
...ひょろりとした蕨(わらび)...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...まるで病上(やみあが)りの権八のような恰好で木枯(こがらし)といっしょにひょろりと舞いこんで来た...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...忍ぶようにひょろりと入って来たのが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...麹室(こうじむろ)のもやし豆のようにどこもかしこもひょろりと間のびがしていて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ひょろりの松五郎...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ひょろりの松五郎...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...門の中からひょろりと出てきた二十二三の優形(やさがた)の男...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ひょろりの松五郎...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ひょろりと背の高い...
久生十蘭 「だいこん」
...ひょろりと長い山川の身体が...
久生十蘭 「蝶の絵」
...ひょろりと背の高いのが...
火野葦平 「花と龍」
...ひょろり、ひょろり、山路を千鳥足で降りてくると、日頃、顔見知りの山賊の手下に出会った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ひょろりと立ち現われて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「……アア渇(かわ)いた」ひょろりと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...上杉家の国家老、千坂兵部(ちさかひょうぶ)は、茶屋の若主人や、廓(なか)から送ってきた女たちの小提灯(こぢょうちん)にかこまれて、ひょろりと、手拍子に、さても見事になあ振って振りこむ花槍は雪かあらぬかさっさ ちらちら白鳥毛振れさ どっこい「お履物(はきもの)を――」「殿様、おあぶない、肩にお手を」兵部(ひょうぶ)は、眸のながれたような眼で、明りにつれて、海月(くらげ)みたいに、ふわふわとうごく、無数の女の顔を、見まわして、「――船は、どこじゃ...
吉川英治 「無宿人国記」
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