...そのひょうしに、歌をうたう小鳥のからだを、いやというほど、ふみつけました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アヒルの庭で」
...直径二十フィートもあろうかと思われる円場(どひょう)が上に赤い布の天蓋を持って乗っている(図13)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのひょうしに、おかあさんと行夫君の手が、離れてしまったのです...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...さっさと無表情(むひょうじょう)に歌った...
ソログーブ・フョードル 米川正夫訳 「身体検査」
...豹(ひょう)の毛皮が敷かれてある...
太宰治 「故郷」
...投網(とあみ)の錘(おもり)をたたきつぶした鉛球を糸くずでたんねんに巻き固めたものを心(しん)とし鞣皮(なめしがわ)――それがなければネルやモンパ――のひょうたん形の片を二枚縫い合わせて手製のボールを造ることが流行した...
寺田寅彦 「野球時代」
...拍子(ひょうし)だけはピッタリ合って...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵糧(ひょうりょう)はどのくらいあるとか...
夏目漱石 「中味と形式」
...僕の標本棚(ひょうほんだな)にはなんら加うるところがない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...標本(ひょうほん)ですか」「標本(ひょうほん)じゃありません...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...兵部卿(ひょうぶきょう)の宮御自身でも非常に迎えにおいでになりたかったのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...焼けて黒い骨のようになった樹立(こだち)をひょうひょうと休みなしに吹き揺すっていた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...兵糧(ひょうろう)を遣(つか)いながら一休みしてからは...
夢野久作 「白髪小僧」
...「入口をこしらえておくれ」「ただ今」黒豹(くろひょう)のようなヨハンの影が...
吉川英治 「江戸三国志」
...東には劉表(りゅうひょう)...
吉川英治 「三国志」
...縹渺(ひょうびょう)とにじみ出たその顔つきが...
吉川英治 「私本太平記」
...ひょうひょうとこの日は風があって白い風花が旗や剣槍を吹きかすめた...
吉川英治 「私本太平記」
...武術では豹子頭(ひょうしとう)の前に立ちうるほどな敵はない」――が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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