...ドコにも容(い)れられないでとうとう九州に渡って別府に逼息(ひっそく)し...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...一家が丸山の隣の小さい借家へ逼塞(ひっそく)してからであった...
徳田秋声 「足迹」
...そのころそこに逼塞(ひっそく)していた...
徳田秋声 「足迹」
...「すき好んで逼塞(ひっそく)しているわけじゃないが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...田沼との関係で逼塞(ひっそく)している状態だから...
山本周五郎 「風流太平記」
...よってまず逼塞(ひっそく)まかりあるべく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...逼塞(ひっそく)になった綱宗は...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...去年の秋には御逼塞(ごひっそく)の沙汰が出ました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...これに逼塞(ひっそく)を命じたのはなぜか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女(うねめ)は逼塞(ひっそく)...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...玄蕃が三尺の木剣のために逼塞(ひっそく)せしめられたのであろうか?その時...
吉川英治 「剣難女難」
...朝臣の逼塞(ひっそく)...
吉川英治 「三国志」
...彼のために左遷(させん)させられたり逼塞(ひっそく)したものもずいぶんあったが...
吉川英治 「三国志」
...――いわゆるものの勢い――これを見ては寄手の弓矢が逼塞(ひっそく)してしまったのもむりではない...
吉川英治 「私本太平記」
...おなじ逼塞(ひっそく)なかまの公卿どもをもかたらって...
吉川英治 「私本太平記」
...いまは九州の各地にひっそくしていた武士もみな出て来て...
吉川英治 「私本太平記」
...都のすみに逼塞(ひっそく)していた前(さき)の左大臣近衛経忠をさがし出させて...
吉川英治 「私本太平記」
...まさに城兵は逼塞(ひっそく)したとみえる...
吉川英治 「新書太閤記」
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