...すなわち鼻をひくひくさせて...
海野十三 「心臓盗難」
...少しいかっている肩がひくひく動いて居ました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...うす赤い腹をひくひく動かしながら...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...ひくひくと鼓(う)つおんみの心の臓に...
ボードレール 富永太郎訳 「或るまどんなに」
...背中をひくひくやってるらしく...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...唯欲し相にして然かも鼻をひくひくと動かす犬を見て太十は独で笑うのである...
長塚節 「太十と其犬」
...ひくひく胸をふくらませています...
林芙美子 「蛙」
...ひくひくと胸が嗚咽し出したが...
北條民雄 「いのちの初夜」
...ひくひくと咽喉を鳴らせてもがいたりする状は一見ひどく滑稽で...
北條民雄 「重病室日誌」
...ひくひくと全身を痙攣させながら手足をばたばたさせてゐるのだつた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...パンのにおいに たてぐやジョンの おはなも ひくひくしましたが...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう訳 「ちょびひげサミュエルのはなし」
...「この弁当じゃあ全く遣り切れんなア――」口鬚ひくひくさせていた守衛はぺこんと頭を低げた...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...小鼻がひくひくと動くのがわかった...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...ひくひくと蠢(うごめ)いていた...
山本周五郎 「お美津簪」
...鼻をひくひくさせてバックを激励するような行動をとつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...水木の横顔にひくひくと動く...
蘭郁二郎 「魔像」
...虚無感の中でひくひくとはねる神経に...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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