...ぴーンと立ってその先がひくひくと動いた...
海野十三 「怪星ガン」
...鼻をひくひくさせた...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...蛇のむれのようにひくひくと痙攣(けいれん)しているのだった...
海野十三 「超人間X号」
...少しいかっている肩がひくひく動いて居ました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...ひくひく右の頬がひきつって...
太宰治 「女の決闘」
...うす赤い腹をひくひく動かしながら...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...その濃き眉毛(まゆげ)をひくひく動かして...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...わたしのひくひくひっつれるくちびるに...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「百姓マレイ」
...ひくひくと咽喉を鳴らせてもがいたりする状は一見ひどく滑稽で...
北條民雄 「重病室日誌」
...ひくひくと全身を痙攣させながら手足をばたばたさせてゐるのだつた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...それからキケロはよく鼻をひくひくさせたらしいが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何故かいつまでも可笑しそうにひくひくと動いていた...
山川方夫 「昼の花火」
...お茶を淹(い)れますか」先生はなお鼻をひくひくさせたり...
山本周五郎 「季節のない街」
...バックは熱情を抑えて鼻をひくひく鳴らした...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...疲れ切ってひくひくと引き釣る腕を引き上げて女を狙おうとした...
夢野久作 「暗黒公使」
...真赤な血の海の中をひくひくと動く蒼白な肌の色は何人(なんびと)も描くことの出来ない美の極地ですね』こういって...
蘭郁二郎 「自殺」
...虚無感の中でひくひくとはねる神経に...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...ひくひくと顫えているようなのを見ると...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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