...いかさま「すっかり当時を心得て」いそうな建物が...
谷譲次 「踊る地平線」
...ただ歴史的社会的存在に於てのみ見出され得るような歴史運動の原動力としての歴史的法則でなければならぬであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...この正義感や精神主義的理想を理論によって置きかえ得るのではないなら...
戸坂潤 「読書法」
...手袋を得んためにポー(訳者注 革の意)の町に手紙を出すは誤りである(訳者注 ファヴォリットの名は寵愛の意を有することを記憶せられたい)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夫子(ふうし)の一言(いちごん)でどう変化するだろうかとは浅井君の夢にだも考え得ざる問題である...
夏目漱石 「虞美人草」
...今日の日本に於て猶(〔なお〕)真個の生命あるを事実の上に於て証拠立て得たるを賀するものである...
夏目漱石 「文芸とヒロイツク」
...それで喰へるだけの月給をやつて働かせた方が得なのぢや...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...乱されぬ静穏な存在を打ち建て得るという...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...固有の意味を得てきたのである...
三木清 「人生論ノート」
...熱地の猴故雪山を楽土と心得たのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...元はキノヲであったことが想像し得られる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その心得で審問に答えてもらいたい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そのほうもじゅうぶんに取りたて得(え)さす」「かたじけのうぞんじます...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼の心は信長の生ける言を聞き得たように...
吉川英治 「新書太閤記」
...均等のとれない物は、いかに、それ一箇が、得難い質でも、藩屏(はんぺい)の一石とするわけにはゆかない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...思わざるを得ないのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...同じことが二つ以上の国についても言い得よう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...命からがら峻険な山にのぼらざるを得なかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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