...彼は「厭な奴」と呼ばれることには常に多少の愉快を感じた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...お由が何家(どこ)かへ振舞酒にでも招(よ)ばれると...
石川啄木 「赤痢」
...なにか人生の深遠さの偲ばれるようなこころ愉しさを思いやりながら...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...土地の人々からロボと呼(よ)ばれる...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...云うならば夫は凡そ動物又は植物と呼ばれる一切の生命ある物を含むものと考えられる...
戸坂潤 「科学方法論」
...言語哲学と呼ばれるものによって最もよく特色づけられると考えられないでもない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼はヴォルテール派とか哲人とか不信者とか呼ばれるような人物では少しもなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それが三十幾年の後に『俳人』などと呼ばれる因縁であったといわばいえる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...又は改正道路と呼ばれる新しい道には...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...西班牙(イスパニヤ)語でRio negro(リオ・ネグロ)(黒い河)と呼ばれる特異な水質を持つそれと同一系列のものだということがわかった...
久生十蘭 「地底獣国」
...あなたの指摘した女性がまさに灰色服のご婦人と呼ばれる人です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...青野の村の祭りには私の家では昔から招ばれるのが例だつた...
牧野信一 「熱い風」
...實際的作品を擇ばれる...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...また呼ばれるんだろう...
三好十郎 「その人を知らず」
...いやしくも哲学者とよばれるほどの人の悟性の中に入ることができたのを嘆かずにはいられない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勝手道具と呼ばれるもの...
柳宗悦 「工藝の道」
...川番――とよばれると...
吉川英治 「江戸三国志」
...しかも双方の場合にこの報酬は地代と呼ばれるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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