...ぼく聞いたんです」「ばかばかしい...
海野十三 「少年探偵長」
...甚だばかばかしい事になった...
太宰治 「鬱屈禍」
...ばかばかしい...
太宰治 「八十八夜」
...「人が寝ないで稼いでいるのに、ばかばかしい、毎晩おまえの所へ来る女は、ありゃ何だね」すると伴蔵が蒼い顔をして話しだした...
田中貢太郎 「円朝の牡丹燈籠」
...こんなにばかばかしい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...「ばかばかしい、こんなことをしていては、やはり駄目ですよ...
徳田秋声 「黴」
...」私はばかばかしい気がした...
豊島与志雄 「黒点」
...ばかばかしいことを論じたという気がした...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...ばかばかしい限りだ...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...なんというばかばかしいことだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...その早朝からばかばかしい図抜けた声に...
中里介山 「大菩薩峠」
...胃腸病なぞばかばかしいと思つていい加減にあしらつてゐたのがいけなかつたのだ...
北條民雄 「続重病室日誌」
...直接の動機などたいてい遺書と同じやうに愚劣でばかばかしい...
北條民雄 「独語」
...ばかばかしいとも考へてゐないうすのろさは...
室生犀星 「命」
...ゼノンやクラティッポスをさえとらえた無分別無鉄砲なばかばかしい興奮を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おろして下さるんでしょうね」「娘は産みたいと云っている」「ばかばかしい」おかねは蜘蛛(くも)の巣でも払いのけるような手まねをした...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いかに形式とはいいながらあまりにばかばかしい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ここまで来て一晩泊るなんてばかばかしい...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索