...反魂香(はんごんこう)の黄や沢桔梗(さわぎきょう)の紫や其他名を知らぬ草花が霜枯(しもが)れかゝった草を彩どって居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...これは反魂香(はんごんこう)の力でも呼び生かす術(すべ)はない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「私は反魂香(はんごんこう)の話をしようと思います...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...此処に反魂香(はんごんこう)を持参いたして居ります...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...祈りだしたのとちがいますか」「反魂香(はんごんこう)ですか? まさか」伊沢の細君が...
久生十蘭 「蝶の絵」
...『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』の戯曲(じょうるり)に...
南方熊楠 「十二支考」
...支那(しな)の昔にあったという反魂香(はんごんこう)も...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...反魂香(はんごんこう)の煙が描いたという影像だけでも見る方法はないかとこんなことばかりが薫には思われて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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