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石川啄木 「一握の砂」
...浜茄子(はまなす)の香など...
石川啄木 「閑天地」
...浜茄子(はまなす)の丘を後(あと)にし旅つゞく五月二十八日 村上在...
高浜虚子 「五百五十句」
...はまなすの生い茂る...
中里介山 「大菩薩峠」
...此が瑰(はまなす)の花で瑰の木は枝も葉も花も一切薔薇の木と異ならぬ...
長塚節 「佐渡が島」
...はまなすと空色の風鈴草みたような花が...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...来てみると瑰(はまなす)の実ばかり落々たる砂丘まじりのなぎさがはてしもなくひろがり...
久生十蘭 「奥の海」
...はまなすは朝も夕も林檎(りんご)や香料のやうな香を放つてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...こんなオホーツク海のなぎさに座(すわ)って乾(かわ)いて飛(と)んで来る砂やはまなすのいい匂(におい)を送(おく)って来る風のきれぎれのものがたりを聴(き)いているとほんとうに不思議(ふしぎ)な気持(きもち)がするのでした...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...浜茄子(はまなす)の花の濃い紅色が...
横光利一 「夜の靴」
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