例文・使い方一覧でみる「はた」の意味
スポンサーリンク...元はたれかの広庭であったのかもしれない... 
芥川龍之介 「偸盗」
...彼はその瞬間はたとそう思ったりした...
有島武郎 「親子」
...その直感はたいてい当らないけれどね...
梅崎春生 「狂い凧」
...この応手はたいへんなことだ...
海野十三 「諜報中継局」
...奴のはただのおどかしではない...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...あれはたしか先月の...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...町はたいそうな人出で巡査がおおぜい出て警戒しています...
寺田寅彦 「先生への通信」
...二里の幡（はた）ヶ谷（や）に下ろすより四里の神田へ持って行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...はたと行き逢ひたる二人の一人は目から鼻へぬける様な通人の林田翰長（かんちやう）...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...それはたぶん催眠剤ではなかったろうかと...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...引力と釣り合う遠心力がはたらくので...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...自分のやり口はただの不注意から...
夏目漱石 「手紙」
...主語的論理の破綻（はたん）を示すものである...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...とぼけるのはたくさんだ」あたしが負けずに大きな声をだした...
久生十蘭 「だいこん」
...かれはただ肩（かた）をそびやかした...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...長兄はそんなわけで何かというと郷里の話をしたが、それはたいてい、子供の私が聞いても時勢遅れとしか取れないようなことであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...「なにか」元康の顔を見ると、「はい、実はただ今、これなる御書面を携（たずさ）えた急使が、大高表から夜を日についで馳せつけたとの由で……」近衆も、僧も、両手をつかえながら、飛脚状をさし出した...
吉川英治 「新書太閤記」
...紫式部はただこの有名な題材を使ったに過ぎぬと見るのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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