...或妓館(ぎかん)の梯子段(はしごだん)を譚と一しょに上って行った...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...土間取附(とっつき)の急な階子段(はしごだん)を屹(きっ)と仰いで...
泉鏡花 「薄紅梅」
...「はしごを、おろしてくれ...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...はしごの上に坐って日なたぼっこをしながら...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...階子段(はしごだん)をあがって来る跫音(あしおと)がして...
田中貢太郎 「一握の髪の毛」
...暑い時はしごく元気で恐しいので...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...窖(あなぐら)の梯子(はしご)とも言い得べきもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お品(しな)は勘次(かんじ)が梯子(はしご)を掛(か)けて一(ひと)つ/\に大根(だいこ)を外(はず)すのも小糠(こぬか)を筵(むしろ)へ量(はか)るのも白(しろ)い鹽(しほ)を小糠(こぬか)へ交(ま)ぜるのも滿足氣(まんぞくげ)に見(み)て居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...梯子段(はしごだん)を上って来たので...
夏目漱石 「行人」
...その上梯子(はしご)の幅は狭い...
夏目漱石 「坑夫」
...ひとりで階子段(はしごだん)の下まで来た...
夏目漱石 「明暗」
...狹いが確りした梯子(はしご)を二階へ案内しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...軈(やが)てパタ/\と梯子段(はしごだん)を上(のぼ)る小(ちひ)さな跫音(あしおと)がしました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...はしごを登ってはいるために...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...周三が梯子(はしご)を上りきる時分に...
三島霜川 「平民の娘」
...薄暗い明りの点いている梯子段(はしごだん)を...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...梯子段(はしごだん)を駈(か)け降りて...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...梯(はしご)を登り掛かると...
森鴎外 「余興」
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