...小樽港に入りて浮艇(はしけ)に乗り移れる時...
石川啄木 「閑天地」
...また問ひたまはく「從(みとも)に仕へまつらむや」と問はしければ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「汝は誰そ」と問はしければ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...艀(はしけ)を出して行って見ると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...間もなく漕ぎ寄つた一艘の端艇(はしけ)に...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...甫刑の中には既に疑はしけれども...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...水の瀬が開ける音がしたのは一隻の端舟(はしけ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...はしけで迎えに来ないからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...はしけを出迎へてゐたが...
林芙美子 「浮雲」
...はしけは二十人くらゐの下船のものたちでいつぱいになつた...
林芙美子 「屋久島紀行」
...船長は直江津の艀船(はしけ)の腑甲斐(ふがい)なさを...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...艀(はしけ)の舷(ふなべり)に寝ていた筈の角助が...
火野葦平 「花と龍」
...俳句を学んで堂に入る者は意匠と言語と並び達せんことこそ最も願はしけれ...
正岡子規 「俳諧大要」
...文字語句の解釋は諸書にくはしければこゝにいはず...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...源語源氏が紫の上と新枕の條にも「思ひの外に心うくこそおはしけれな...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...昨日はしけでしてね...
森下雨村 「五階の窓」
...そしらぬ顔で艀(はしけ)を進ませた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...たくさんな軽舸(はしけ)の中から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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