...名(な)は狭間信之(はざまのぶゆき)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...岩石のはざまよりは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...秀才、はざま貫一、勉学を廃止して、ゆたかな金貸し業をこころざしたというテエマは、これは今のかずかずの新聞小説よりも、いっそう切実なる世の中の断面を見せて呉(く)れる...
太宰治 「もの思う葦」
...桶狭間(おけはざま)で泰然としていた信長...
中里介山 「大菩薩峠」
...えらい岩のはざまに食い込んでいるので...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...御用船のほうは上り下りの荷足(にたり)の狭間(はざま)へはさまって退(の)くも引くもならなくなってしまった……」顎十郎は話などはそっちのけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こんな無意味な感情の狭間(はざま)の中で当惑していなければならない自分の境遇をばからしくてたまらなくなってきた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...※(はざま)ノ間...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...狭間(はざま)や塔(とう)のある壁で...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...千葉県印旛郡根郷村)また千葉郡上飯山満(かみはざま)の林という家でも...
柳田國男 「日本の伝説」
...狭間(はざま)の灯(ひ)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...桶狭間(おけはざま)のほうへ向いました」「なに?」爛(らん)とした眼で...
吉川英治 「新書太閤記」
...田楽狭間(でんがくはざま)の阿鼻叫喚(あびきょうかん)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...桶狭間(おけはざま)に見せたような険しい眼光は...
吉川英治 「新書太閤記」
...きのうの田楽狭間(でんがくはざま)はむしろ笑うべき一朝(いっちょう)の夢花醒散(むかせいさん)となってしまう...
吉川英治 「新書太閤記」
...四角な狭間(はざま)から蒼い月の光が映(さ)して彼の膝近くまでとどいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこから石段を登るごとに本丸の狭間(はざま)や剣塀(つるぎべい)が頭の上へ近づいてくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...深く切れ込んだ峡間(はざま)の底に...
若山牧水 「渓をおもふ」
便利!手書き漢字入力検索