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谷崎潤一郎 「春琴抄」
...人里と云うものは挟間(はざま)があればどこまでも伸びて行くものと見えて...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...あの河を一里半北へ溯(さかのぼ)るとキリクランキーの峡間(はざま)があると云った...
夏目漱石 「永日小品」
...額を合せるように八方から迫ったあちらの嶺からもこちらの峡(はざま)からも聞えてくる...
久生十蘭 「生霊」
...(c)真らしき外観と嘘らしき外観の間(はざま)にありて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...東北にもまたわずかだが大迫(おはざま)のごとき例がある...
柳田國男 「地名の研究」
...半三郎はざまをみろと思いながら...
山本周五郎 「あだこ」
...左にはざまがあった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...田楽狭間(でんがくはざま)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...田楽狭間(でんがくはざま)の阿鼻叫喚(あびきょうかん)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...桶狭間(おけはざま)の日にも見た梅鉢紋(うめばちもん)の旗さし物を背から覗かせていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...きのうの田楽狭間(でんがくはざま)はむしろ笑うべき一朝(いっちょう)の夢花醒散(むかせいさん)となってしまう...
吉川英治 「新書太閤記」
...河ひとつ距(へだ)てた城の石垣も狭間(はざま)も白くぼかされて...
吉川英治 「新書太閤記」
...大手の狭間(はざま)から二...
吉川英治 「新書太閤記」
...こうべ狭間(はざま)の三高地にわたって...
吉川英治 「新書太閤記」
...こうべ狭間(はざま)の勝入の手勢が...
吉川英治 「新書太閤記」
...細川家へ預けられた面々は、内蔵助以下、吉田忠左衛門、原、間(はざま)、片岡、小野寺、堀部老人などの十七名で、その中に主税は交じっていなかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...黙ったきりの間喜兵衛(はざまきへえ)...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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