...それに一歩(ぽ)一歩(ぽ)と川(かわ)の両岸(りょうがん)がのんびりと開(ひら)けて行(ゆ)き...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その貸本屋の老夫婦ものんびりとしたいい人達でした...
上村松園 「あのころ」
...「山なき国を流れけり」と云うのんびりとした姿に変りかけている...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...のんびりと読んだり書いたりする...
種田山頭火 「行乞記」
...のんびりとくつろげる...
種田山頭火 「旅日記」
...あなたはのんびりと落着いていたのに...
豊島与志雄 「女と帽子」
...自宅の風呂にのんびりと入浴しました...
豊島与志雄 「未亡人」
...のんびりといった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...のんびりと朝の支度を待つて居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今度はいかにものんびりと石の階段を踏上(ふみのぼ)って行く...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...のんびりとした表情は忽ちその顔から消え去り...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...のんびりと「新青年」など読みまして...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...のんびりと仲間同士で幸福に過ごしたあとで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...来たらば他にのんびりと慰めになるものと一緒に送りましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」「のんびりとひらいてゐるわ...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...のんびりと彼はいった...
山川方夫 「その一年」
...すっかりのんびりとしちゃってるの...
山川方夫 「待っている女」
...少しはのんびりと御保養をなさいまし」嫂は事ごとにそういたわって呉れた...
山本周五郎 「日本婦道記」
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