...そのころの画学校は実にのんびりとしていて...
上村松園 「画学校時代」
...もっとのんびりとしていてくれよ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...だがのんびりとハエをたたいている...
高見順 「いやな感じ」
...「山なき国を流れけり」と云うのんびりとした姿に変りかけている...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...のんびりと読んだり書いたりする...
種田山頭火 「行乞記」
...改作二句・月も水底に旅空がある・まこと雨ふる筍のんびりと六月十六日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...よく乾いた路がのんびりとした曲り工合を見せて前方を走つてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...だれもかれものんびりと歩いていると思った...
壺井栄 「二十四の瞳」
...のんびりと湯に浸りながら...
豊島与志雄 「常識」
...少しのんびりとしてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いま金座の人相を見ているところだ」のんびりと川むこうを指さし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...盃をとりあげてのんびりと口に含みながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...のんびりと寝てゐられたものを...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一月二十一日(金曜)今日はのんびりと二階であんまどり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...のんびりとよく大きくしてやりたいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...離れた島々がのんびりと生活を楽しめるのではないかという点が沢山あるようである...
柳田国男 「故郷七十年」
...すっかりのんびりとしちゃってるの...
山川方夫 「待っている女」
...そのうえ川岸の気分ものんびりと明治の仮宅通いだなぞと大喜び...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索