...のんびりと菓子を食ひに出たんだ...
芥川多加志 「四人」
...もっとのんびりとしていてくれよ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...此処(ここ)で誰に気がねもなくのんびりと手足を伸ばしていたい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...のんびりとしてそしてしんみりとしたものがある...
種田山頭火 「片隅の幸福」
...のんびりとして朝湯...
種田山頭火 「其中日記」
...……のんきにのんびりと句でも作ることです...
種田山頭火 「其中日記」
...二階に一人のんびりと寝せてもらつた...
種田山頭火 「其中日記」
...平滑な水の面は油を流したやうにのんびりとして沖の方はたゞ縹渺と白く煙つてゐる...
近松秋江 「湖光島影」
...彼もまたのんびりとパイプの煙をふかしながら...
中島敦 「環礁」
...のんびりと口を開いて眺めて居る中を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生活がのんびりとして暮しよくなる...
萩原朔太郎 「喫茶店にて」
...彼らはのんびりと謄写版の仕事をしていたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...こちらは相も変らずのんびりとしたようす...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...のんびりと庭をながめてから...
久生十蘭 「野萩」
...今度はいかにものんびりと石の階段を踏上(ふみのぼ)って行く...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...のんびりとしか感じない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...どうぞのんびりと願います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...われながらあっばれ討死したものだと一層後悔もなくのんびりとして来て...
横光利一 「旅愁」
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