...始からのべつ幕なしに...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...のべつ幕なしに議論をしたり...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...お向うの姉小路では綾子の方が朝から晩迄のべつ幕なしに喋舌るので...
高濱虚子 「俳諧師」
...のべつ幕なしに驚いたり急いだり狼狽(あわ)てたりするのが...
谷譲次 「踊る地平線」
...のべつ幕なしに聞きどおしなんだもの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...ロブィトコはのべつ幕なしに喋り立てながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...のべつ幕なしにしゃべっている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...のべつ幕なしに、昔のことをなつかしがったり、他人の成功を気に病んだり、死神の足音にびくついたりする...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...のべつ幕なしに毆りつづけた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それからは始終のべつ幕なしに...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...のべつ幕なしの舌鋒でも...
中里介山 「大菩薩峠」
...本来ならば、沈黙は沈黙として、ひとたび舌根が動き出して、言説の堤が切れた以上は、のべつ幕なし、長江千里、まくし立て、おどし立て、流し立て、それは怖るべき広長舌を弄(ろう)するこのお喋り坊主が、ただ、「はい」だけで食いとまったことこそ、今までの中での最大驚異に価する...
中里介山 「大菩薩峠」
...この頃のようにのべつ幕なしに飛行機にとばれては甚だ迷惑である...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...給仕がまたのべつ幕なしにお茶を運んで来る...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...思い出していることがのべつ幕なしなので...
林芙美子 「帯広まで」
...いろは四十八音をのべつ幕なしに唱えかえして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...例の急行列車がトンネルに駆けこんだのべつ幕なしの怒濤の声の轟きつづけてゐる中で...
三好達治 「海辺の窓」
...のべつ幕なしに話すので...
横光利一 「夜の靴」
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