...二十年後の世界の本当の僕がのこのこ現れて妻君のそばへ行く...
海野十三 「海底都市」
...のこのことはいってきた...
江戸川乱歩 「影男」
...のこのこ出てくるだ...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...のこのこ部屋へはいり込んで来ることさえあった...
太宰治 「花燭」
...勝手に家の中を知った振りしてのこのこ歩き廻るのは...
太宰治 「帰去来」
...のこのこ勝手口から...
太宰治 「きりぎりす」
...のこのこ出かけたら...
太宰治 「三月三十日」
...のこのこ押入れにはいろう魂胆(こんたん)...
太宰治 「創生記」
...これらの奇像群がのこのこ塔を下りて来て夜っぴて町じゅうをうろつく一事である...
谷譲次 「踊る地平線」
...わしもおまえがのこのこやって来るだろうとは思っていたんだ」彼は意地悪そうな気持を見せながら言いだした...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...またのこのこやっていったのです...
豊島与志雄 「白い朝」
...のこのこと先に入りこんでしまう...
中村地平 「南方郵信」
...かれはのこのこはい出して来た...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...のこのこ市中を歩きまわって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そのなかで謙信のこのことばを聞いた関白前嗣(さきつぐ)は...
吉川英治 「上杉謙信」
...その中へ日吉がのこのこはいって来たので...
吉川英治 「新書太閤記」
...僧徒のこのことをいとなむは仏法興隆にあらざるなり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...肉体と社会を超越してのこのこと日本じゅう歩きめぐっている...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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