...自然のままの緑に波うつ果てしない大平原...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...つべこべつべこべ果てしないのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...果てしない太平洋の眞蒼な潮の上を...
中島敦 「環礁」
...果てしない流動と運動の内にあるのだ...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...言葉が果てしない流れとなって出てきた――たぶん生涯に一度しか聞いたことのない...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...これは夜の――果てしない夜の――寒さのためではないのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...果てしない裾野がこの村を過ぎる旅びとの足もとまで迫つてきてゐ...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...果てしない混合がはじまったとき...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...それでその瞬間からバックはきびしい果てしない憎悪をもつてスピッツを憎んだ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...雲霧の變貌去來の果てしないのを眺めやりながら...
吉江喬松 「山岳美觀」
...倦怠や郷愁やまた怯気(きょうき)などという果てしない迷いは...
吉川英治 「上杉謙信」
...ただ果てしない乱軍の囲みと炎の迷路だった...
吉川英治 「三国志」
...黙然(もくねん)と評議に果てしない席を見まわしているだけだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「果てしない押問答...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ようやく果てしない事と...
吉川英治 「源頼朝」
...黙りこくっていたが――果てしない同門たちの悲憤の遣(や)り取(と)りに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...誰もがそこから潜伏する悪意と果てしない邪悪への凶兆を見いだしているようだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...この果てしない、嵐の傷跡が残る高原に目を走らせながら、我々はこういった常識的な見解で自らを支えていたはずなのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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