...おかしいではないか」鋸(のこぎり)の目たて大会のように...
海野十三 「海底都市」
...のこぎり山をかけおりました...
海野十三 「怪塔王」
...のこぎりの歯のような形をした山がある...
海野十三 「怪塔王」
...やっとしまいにのこぎり魚(うお)が鍵のたばを口にくわえて出て来ました...
鈴木三重吉 「黄金鳥」
...幹に鋸(のこぎり)を入れてゴリ/\やる度び...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...父なる人は折しも鋸(のこぎり)や...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...真に鋸(のこぎり)の歯のようにとがり立った輪郭は恐ろしくも美しい...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...釘(くぎ)のある梁(はり)を鋸(のこぎり)でひくのがいやだというが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...木片や鋸屑(のこぎりくず)や鉋屑(かんなくず)などが山となってその上には大きな犬がほえており...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして鋸(のこぎり)を bastringue(居酒屋の一種の踊り)と呼んでいる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...程遠からぬ鋸山(のこぎりやま)の日本寺へ登ることを思い立ちました...
中里介山 「大菩薩峠」
...窓の外でしきりに鋸(のこぎり)の音がする...
夏目漱石 「永日小品」
...泥棒の鋸引(のこぎりびき)にした雨戸へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「鋸引(のこぎりび)きにする積りだったかも知れない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...プーンと言つた鋸引(のこぎりびき)でもするやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宛然(さながら)大鋸(おおのこぎり)で大丸太を挽割(ひきわ)るような音だ...
二葉亭四迷 「平凡」
...つゝじ咲(さい)て石うつしたる嬉しさよ更衣(ころもがへ)八瀬(やせ)の里人ゆかしさよ顔白き子のうれしさよ枕蚊帳(まくらがや)五月雨(さつきあめ)大井越えたるかしこさよ夏川を越す嬉しさよ手に草履小鳥来る音嬉しさよ板庇(いたびさし)鋸(のこぎり)の音貧しさよ夜半の冬のごときこれなり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...そして鋸(のこぎり)を腰にはさんでいて用意がいいわね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
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