...更に長い乾燥し切った昼間は牧場に出て草にねころび...
石川欣一 「山を思う」
...彼女の手に一疋の仔猫(こねこ)があった...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...次に倭根子(やまとねこ)の命...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...樽(たる)の中(うち)に寐転(ねころが)って蜜柑(みかん)や...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...猫頭巾(ねこずきん)を冠(かぶ)り...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...屋根(やね)のうへにて眠(ねむ)りゐし猫(ねこ)をめがけてつきければ虎は屋根よりころげおち縁(えん)のしたへとかくれけり...
竹久夢二 「どんたく」
...決して猫背(ねこぜ)ではないのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ねこをふみつけたり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...あたかも猫(ねこ)の眼のようだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なるべく寒くないように猫(ねこ)のそばに身を寄せて眠った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジョリーは樋(とい)の上をぶらついてる一匹の猫(ねこ)を見て...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おき上がった ねこぬこタムが あたりを 見回すと ―― 気づけば いたのは 見たことも ないところ...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう訳 「ちょびひげサミュエルのはなし」
... まだ ねこは かごのうえに すわっていて...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「ばにばにベンジャミンのはなし」
...それが私(わたし)の來(く)るのを見(み)て逃(に)げて了(しま)つてよ!』『お前(まへ)は女王樣(ぢよわうさま)がそんなに好(す)きかい?』低(ひく)い聲(こゑ)で猫(ねこ)が訊(き)きました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...僕は平気で小菅の官舎の四畳半に寝転(ねころ)んで...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...しずかにねんねこで子供をくるんだ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...わざと人目離れた場末の新石場(しんいしば)の金子屋(かねこや)へ出かけてゆくと...
吉川英治 「春の雁」
...幾頭かは沼水の深いところへ跳ねこんだ...
吉川英治 「源頼朝」
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