...幾分(いくぶん)か猫背(ねこぜ)の紳士(しんし)である...
芥川龍之介 「十円札」
...店の卓の上なる猫兒(ねこ)...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そこへそのまま寝転(ねころ)ぶ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...次に倭根子(やまとねこ)の命...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...山国の冬は来にけり牛乳(ちち)をのむから/\と鳴り居る小夜(さよ)のいねこぎ機一塊の冬の朝日の山家(やまが)かな十一月十日 七宝会...
高浜虚子 「六百句」
...よろずよやの一人あねこで...
太宰治 「雀こ」
...隣室にねころんで...
豊島与志雄 「オランウータン」
...なるべく寒くないように猫(ねこ)のそばに身を寄せて眠った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ねんねこようをきかされる...
新美南吉 「乳母車」
...化猫(ばけねこ)だよ...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...ねころんでしまったのでしょうか...
原民喜 「山へ登った毬」
...吐く息は麝香猫(じゃこうねこ)のそれにも似て――...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...山ねこさまはありがたいお方じゃ...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...「お正月どうしていらしたの」と私がきいたら「ねころがって雑誌みていたよ」と云っていらしたわね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...慾(よく)ばりなお猫(ねこ)さんがありました...
村山籌子 「泣いてゐるお猫さん」
...ねこものはれもの貧乏神やふんではれ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「いい舟があんだが」と老人は二百メートルも向うにあるひねこびた松ノ木にでも話しかけるような...
山本周五郎 「青べか物語」
...まるで仔猫(こねこ)のような従順さで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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