...どう云う訳かその書物にたちまち愛想をつかしたごとく...
芥川龍之介 「葱」
...鼠また胆(きも)を潰(つぶ)して先頭にたちて快走すべし...
海野十三 「発明小僧」
...その前にたちはだかったまま...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...自分自身にたちかえる...
種田山頭火 「故郷〔扉の言葉〕」
...一日のうちにたちまち青田になつてしまつた...
種田山頭火 「松山日記」
...その表情が掻き動かされて消え去る時――ちょうど今も彼が自分の娘に話しかける際にたちまちそうなったように――には...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そこで賑やかにたちまわっている同僚の妻君たちが...
中村地平 「霧の蕃社」
...旦那は先(ま)ず椎の樹の下にたちどまって...
中村地平 「南方郵信」
...五六間先にたちまち白い者が見える...
夏目漱石 「琴のそら音」
...果して荷担ぎがここからやらぬの態でそのひとの前にたちふさがり...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...その雲と跳びかかる飛沫(しぶき)とのためにたちまち...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...演技半ばにたちまち地に伏して屍のごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...「學校なんぞは役にたちませんなァ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...老衰期には大変役にたちます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...濃霧のようにたちこもっていて...
山本周五郎 「青べか物語」
...此処をさきにたちたまえ」「わたしが...
山本周五郎 「新潮記」
...せまい地上をさらに二つの陣營にたちわかれまして...
吉川英治 「折々の記」
...やや得意ないろで広場にたち...
吉川英治 「神州天馬侠」
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