...二十五六歳(さい)の頃(ころ)より毎日(まいにち)朝夕(てうせき)實行(じつかう)して...
關寛 「命の鍛錬」
...あたしは毎朝、お客さんの書き散らした原稿用紙、番号順にそろへるのが、とつても、たのしい...
太宰治 「富嶽百景」
...頭髪の色と黒子(ほくろ)の所在は毎日変って...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...毎年早春の季節になると雀を防ぐことに努め...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どうせ彼女はあのむさくろしい千束町に一日燻(くすぶ)っている筈はないから、毎日々々、近所隣を驚かすような派手な風俗で出歩くだろう...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...毎日辰之助に電話をかけてもらいながら...
徳田秋声 「挿話」
...毎日斯(か)うして遊(あそ)んで歩(ある)く...
夏目漱石 「それから」
...それでね毎日散歩をしてヴァイオリンのある店先を通るたびにあれが買えたら好かろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「いっそ派出婦の方を止(よ)して、毎日来ませんか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ここのところ毎日ぽかぽか温かくありますが...
原民喜 「書簡」
...その時は冬の事で、サア出帆した所が大嵐(おおあらし)、毎日々々の大嵐、なか/\茶椀に飯(めし)を盛(もっ)て本式に喫(た)べるなんと云うことは容易な事ではない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夜毎夜毎、鎮守の森からは、陽気な歌や素晴しい囃子の響が鳴り渡つて、村人は夜の更るのも忘れた...
牧野信一 「鬼涙村」
...反対に「お蝶夫人」が大成功で社交界の名流婦人連から大歓迎をうけて非常に愉快な毎日を送りました...
三浦環 「お蝶夫人」
...頃日(けいじつ)『大毎』紙へ出た大正老人の「史家の茶話」に『梅花無尽蔵』三上を引いて...
南方熊楠 「十二支考」
...毎度そのことをお話しいたしております...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...モンテーニュが毎時毎瞬さまざまな出来事と取り組んで自分をためし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...毎日の帰宅が判で押したように五時きっかりなの...
矢田津世子 「神楽坂」
...毎夜(よ)予を芝居や珈琲店(キヤツフエ)へ伴つて行つて其(その)支払を何(ど)う云つても予にさせないと云ふ様なことは...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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