...何分(なにぶん)お願いします...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...なにぶん旦那様の学校がお退(ひ)けになりましてから...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...「何分(なにぶん)夜(よ)のことでしたから火足はかなり速く...
薄田泣菫 「茶話」
...何分(なにぶん)にも世間(せけん)知らず...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...――なにぶんこれは大昔(おおむかし)のことです...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...長吉(ちやうきち)は其(そ)の親切をすまないと感じながら何分(なにぶん)にも眠くてならぬ...
永井荷風 「すみだ川」
...なにぶん今晩のところは...
中里介山 「大菩薩峠」
...なにぶんよろしく頼みます」こういってお角が背中を向けたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...明晩でもひとつ……」「ふーむ」「なにぶんお願い申し上げます...
中里介山 「大菩薩峠」
...着京の上は何分(なにぶん)宜しく頼(たの)むとあつた...
夏目漱石 「それから」
...どうでしょう」「そうなれば私はどんなに安心が出来るか知れません」「やって見ましょうか」「何分宜(なにぶんよろ)しく願います」「じゃ...
夏目漱石 「野分」
...なにぶん店の方が忙しいので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お糸さんに逢いたいが――」「なにぶん若い娘のことで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なにぶんまだお人形の方が面白がる幼々(ういうい)しさを見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なにぶんよろしくお願い申します」こういった態度で平次と八五郎に接してくれました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なにぶんにも七十四歳の高齢なので...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...何分(なにぶん)にも暇がなかった...
柳田国男 「山の人生」
...先のは誤報か」「なにぶん騒動直後の早馬...
吉川英治 「私本太平記」
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