...上官の亡骸(なきがら)に...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...火辻軍平のなきがらのはいった棺桶は...
海野十三 「超人間X号」
...夫のなきがらのそばへ行った...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...亡骸(なきがら)の傍に侍(はべ)りながら夢に夢見る心地でした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
... 195アムフィマコスの屍體(なきがら)をアカイア陣に搬びさり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...マダムが病院から死骸(なきがら)で帰り...
徳田秋声 「縮図」
...人間の亡骸(なきがら)なんぞは...
中里介山 「大菩薩峠」
...戀女房のもがき死にに死んだ遺骸(なきがら)を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小さな蝉の遺骸(なきがら)を見た...
三好達治 「艸千里」
...じっとそのなきがらを見つめていたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...家人と共に彼(か)の乳母の亡骸(なきがら)を取り収め...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...宗友の冷たい空骸(なきがら)に瞳を落しながら...
吉川英治 「剣難女難」
...近所の百姓の手を借りて六太夫の空骸(なきがら)を埋葬した...
吉川英治 「剣難女難」
...今息をひきとったばかりの養父の空骸(なきがら)があり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...世阿弥の亡骸(なきがら)にすがっていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その亡骸(なきがら)を自分で刀を研(と)いで二つに斬ろうとしたくらい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...道場でただ一打ちに撃殺(うちころ)された浪人の綾部大機の亡骸(なきがら)だった...
吉川英治 「柳生月影抄」
...死んだ犬の亡骸(なきがら)とを引き取るためであったが...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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