...今でもなお健在であるはずの市川文吉と聯(なら)んで露語学界の二大先輩であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...副会頭を河瀬秀治(かわせひではる)氏(同氏は今日なお健在である)に推薦し...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その時には既に世を去っていた成島柳北(なるしまりゅうほく)と今日なお健在の富商大倉某らであった事が碑文に言われている...
永井荷風 「向嶋」
...今なお健在なりや否や...
福田英子 「妾の半生涯」
...および今なお健在する地方民藝への紹介に大きな使命を感じるものである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...もちろん獄中の主人がなお健在でいることもわかっていた...
吉川英治 「黒田如水」
...老齢だがなお健在であった...
吉川英治 「三国志」
...荊州(湖北省・江陵・揚子江流域)には一方の雄たる劉表(りゅうひょう)がなお健在である...
吉川英治 「三国志」
...赤兎馬(せきとば)はなお健在なりや」と...
吉川英治 「三国志」
...なお健在なりとはいえ...
吉川英治 「三国志」
...しかもわが呂蒙は眼前になお健在だ...
吉川英治 「三国志」
...なお健在なるかを...
吉川英治 「私本太平記」
...われら宮方はなお健在なりと...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の諸将猛兵はなお健在である...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまなお健在だったので...
吉川英治 「新書太閤記」
...頼朝以上の逆境から立って――今日の平家を築きあげた入道相国がなお健在である...
吉川英治 「源頼朝」
...もしあの楽書帳が今日もなお健在ならば...
笠信太郎 「乳と蜜の流れる地」
...競争者は東にも北にも西にもなお健在であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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