...中にはどれも芋粥が...
芥川龍之介 「芋粥」
...どれもこれも総(すべ)てが何らかの意味で働いているように思われる...
淡島寒月 「活動写真」
...どれもこれも、通信者相互に丈け分る様な、符号に近い文句であったけれど、事件を最初から知っている蘭堂には、なんなく判読することが出来た...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...おれのことばはどれもこれも使い古されたもので...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どれも/\能(よ)く打(ぶ)つ缺(か)けてらあ」「何處(どこ)らか歩(ある)いて來(き)たと見(み)えて足(あし)埃(ほこり)だらけだと」二三人(にん)の聲(こゑ)で戯談(ぜうだん)を返(かへ)した...
長塚節 「土」
...しかし川はどれも...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...このうちのどれもが立ち枯れになってしまったら...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...どれもみんなうまかつたが...
新美南吉 「耳」
...どれも一期半期の奉公人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのどれもが、富岡には向かなかつた...
林芙美子 「浮雲」
...どれもこれもおし潰されたような歪んだ顔をし...
久生十蘭 「海豹島」
...どれも効果がない...
火野葦平 「花と龍」
...これらはどれも皆...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...そしてそれらの灰色がどれもみな遠近によつて異つてゐるやうに...
堀辰雄 「水のほとり」
...どれも身軽な紅い鳥...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...どれも若い、そしてたのもしげな語気で、帝をはげまして行くのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...「どれもお値の高い物ばかりなので……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どれも及ぶべくもない」箱根...
吉川英治 「源頼朝」
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