...どっちか知らぬがどの道『我楽多文庫』には美妙斎の気分が少しも現れていなかったから...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...僕はどの道を行けば...
海野十三 「海底都市」
...随筆など書いて人に読んでもらおうというのはどの道何かしら「訴えたい」ところのある場合が多いであろうと思われる...
寺田寅彦 「随筆難」
...どの道を選んだとしても...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...二十分ほどの道を行くのに一時間近くかかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」通行人の上の方に揺り動かされてるたくさんのカサンドルやアールカンやコロンビーヌなどの道化...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どの道(みち)カッフェー向きの着物が入用(いりよう)ですからね...
永井荷風 「ひかげの花」
...あれからまだよほどの道のりがあるんでございましょうか」「そうですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝っても負け――どの道も同じことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一里ほどの道の両側に隙間もなく棚を張り...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...どの道我が子は助からないのだ...
平林初之輔 「予審調書」
...その癖(くせ)、どの道の上でも、私の見たことのない新しい別荘の蔭(かげ)に、一むれの灌木が、私の忘れていた少年時の一部分のように、私を待ち伏(ぶ)せていた...
堀辰雄 「美しい村」
...どの道をどう行くなんていうことはかまわなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...どの道を来たのだえ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...どの道もどこの岩地も...
山本周五郎 「藪落し」
...どの道士も悠揚とした態度で微笑を帯びながら低い調子で何か語つてゐるのは...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...さっそくにも、劉(りゅう)君は、北京府(ほっけいふ)へ潜行して、生辰綱(しょうしんこう)の輸送路を、どの道にとるか、護送の人員はどれほどか、またその宰領(さいりょう)は何者なるかなど、密々探って、その都度(つど)知らせてもらいたいものだが」「いやいや、その儀ならば――」と、公孫勝が口をさしはさんだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...(吉水の上人に――)と、心は焦心(あせ)るし、(洛中では、どう噂しているか、同門の人々に、何か迷惑はかかっていないか)と、案じぬいて、どうかして、一刻もはやく山を――と降りる道を窺(うかが)うのであったが、どの道にも、捕吏の影が立っていて、うかつに里へ出て行ったらたちまち捕われてしまうことはわかりきっていた...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??