...倉地の顔にも思いかけずちょっとどぎまぎしたらしい表情が浮かんだのを葉子は見た...
有島武郎 「或る女」
...お源はどぎまぎ、「ええ、酒屋の小僧が、ぞんざいだものでございますから...
泉鏡花 「婦系図」
...すつかりどぎまぎして仕舞ひました...
伊藤野枝 「書簡 山田邦子宛」
...阿Qはずいぶんどぎまぎしたが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...義雄は少しどぎまぎするのをさう見せないやうにして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いけねえと俺はどぎまぎした...
高見順 「いやな感じ」
...」「答案? これですか?」僕はどぎまぎした...
太宰治 「正義と微笑」
...ひどくどぎまぎしたHの様子がふっと思い出された...
太宰治 「東京八景」
...どぎまぎして困ってしまうこともあるのです...
太宰治 「皮膚と心」
...はっとしたらしゅうどぎまぎしてる様子でしてんけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...どぎまぎして答へた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「あなたはまだ正氣が殘っていますかね? まだ話が通じますかね?」パーヴェル・パーヴロヴィチはいささかどぎまぎした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼はなおいっそうどぎまぎしてしまった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おまえ?」アリョーシャはどぎまぎしていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どぎまぎしながらも...
夏目漱石 「坑夫」
...男はどぎまぎと下を向いてしまった...
本庄陸男 「石狩川」
...清作はすつかりどぎまぎしましたが...
宮沢賢治 「かしはばやしの夜」
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