...目のずっと切れた……...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...この制限を越えると切れる恐れがあるに思ひ及んだからである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...怪塔王の声はぷつりと切れました...
海野十三 「怪塔王」
...何物かッ貴様は――」「岩だ!」電話はハタと切れた...
海野十三 「地中魔」
...振子をしばっていた古い紐(ひも)がぶっつりと切れ...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...義兄(あに)と切れることの出来なかった妹や...
徳田秋声 「爛」
...其處でポツンと切れた...
南部修太郎 「疑惑」
...勘定奉行の下役――お駒と内証で夫婦約束までした相沢宗三郎と切れて...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...仰向(あおむ)けになってこと切れているのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こと切れた娘の死骸へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...床板を剥(はが)したまゝ背中から匕首(あひくち)を突つ立てられてこと切れて居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膾(なます)のやうになつてこと切れ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その時はもうお君はこと切れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...葉書を出しに行く途(みち)で鮭(さけ)の切身をひと切れ買って...
正岡容 「初看板」
...今度は水を入れて塩とお砂糖で味をつけますが長く煮過ぎると切れてしまいます...
村井弦斎 「食道楽」
...やがてフッツリと切れるトタンに舞台がパッと明るくなり...
夢野久作 「二重心臓」
...家康方に与(くみ)しているが弟は大坂城と切れない縁故をもっているものもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...わさびを溶(と)いて魚の洗いをひと切れはさむ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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