...小さな座ぶとんまでもくれました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...ただ頓馬(とんま)なだけでね...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...こんな頓間(とんま)な事はしやあしないよ...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...頓馬(とんま)さ加減を笑っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頓馬(とんま)だねえ」お角さんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...お絹は頓馬(とんま)なたずね方をする御用聞もあるものだなと聞き流しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...頓馬(とんま)に至るまでを使用して国家有用の材に煩(はん)を及ぼして顧(かえり)みざる以上は――猫にも覚悟がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...お前さん とんまだね...
新美南吉 「驢馬の びつこ」
...とことんまで調べて見たら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...此処に踏留ってとことんまで調べてやろう」平次がそう覚悟をきめたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんなにとことんまで来ると今度は私の方が気の毒で見ちやゐられない」歩きながら...
林芙美子 「朝夕」
...どつとんどつとんまるで動いてゐるモーターの上を歩いてゐるやうなすさまじい活火山で...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...まがひも無(な)き大黒屋(だいこくや)の美登利(みどり)なれども誠(まこと)に頓馬(とんま)の言(い)ひつる如(ごと)く...
樋口一葉 「たけくらべ」
...こんなパテティックな日には向かないとんまな出来なもんだからとかく誤解を受けて損をするが...
久生十蘭 「だいこん」
...何てとんまだ、ここへ来て...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ユリのとんまなような...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とんまだね」と云われている妻が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このとんまの**野郎のひょっとこのおたんこなすめ」また頬でも叩くような音と...
山本周五郎 「へちまの木」
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