...頓馬(とんま)な奴...
岩野泡鳴 「耽溺」
...彼は頓馬(とんま)でお坊っちゃんのまま人生に投げ出されたのだった……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お絹は頓馬(とんま)なたずね方をする御用聞もあるものだなと聞き流しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前さん とんまだね...
新美南吉 「驢馬の びつこ」
...私はガラッ八ぐらいな頓間(とんま)な顔をしたのが欲しいんだ」「まア」「お品さんなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とことんまで行くんだ」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのためにおかみさんとのいさかいをとことんまでもっていって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...……とんまな野郎なんかにゃアちょっと企らめねえ芸だ」ひょろ松は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あなぐまトミーと きつねめさんは おたがいのことが とことんまで 大きらいのようですね...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...何てとんまだ、ここへ来て...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...とんまのまぬけだけどね...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...とんまだね」と云われている妻が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とことんまで文化の役に立てる希望です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そんな頓馬(とんま)なことを言ったらあべこべにお母さんに叱られるばかりだよ...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...「――どんなとんまな人間でも...
山本周五郎 「さぶ」
...おらあいまでも頓馬(とんま)でぐずで能なしなんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...このとんまの**野郎のひょっとこのおたんこなすめ」また頬でも叩くような音と...
山本周五郎 「へちまの木」
...頓馬(とんま)な声を出して...
吉川英治 「江戸三国志」
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