...ややともすると群集にまぎれようとする御主(おんあるじ)の紫の衣を見送った...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...こんなもつれ合ったいさかいがともすると葉子の家で繰り返されるようになった...
有島武郎 「或る女」
...ややともするとその不愉快を打ち忘れて...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...彼はともすると小父さんの螺鑽をいじってみたくなった...
豊島与志雄 「少年の死」
...ここは吹雪の恐ろしいところである「吹きつける雪の為めにへし折られる枯枝がややともすると投槍のやうに襲つて来た...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...ややともすると自分を置き去りにして先へ行きたがります...
夏目漱石 「行人」
...そのさざめきをば、ともすると、さらりと夜風が伝えて来た...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...自分からともすると逃(に)げて行ってしまいそうになる物語の主題を少しずつ発展させているように見える……...
堀辰雄 「美しい村」
...斯んな綺麗な徳利に斯んな中味を入れて出すなんて!」稍ともすると山崎は...
牧野信一 「素書」
...ややともすると罵倒の言葉ばかりが飛び出して来やすいようです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...娘は父親がともすると頼りない足もとで...
室生犀星 「みずうみ」
...ややともすると遅れがちになる足を...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...この三重(じゅう)の塔(とう)のいただきへからげつけておくのはどうじゃ」「ともすると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なあ摂津」「…………」「貴さまはおれのことを、ややともすると、策士だとか、鬼謀家とか、警戒しているふうだが、黒田官兵衛は、大策はめぐらすが小策は弄(ろう)さんよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...「私には、まだこの寂境(じゃっきょう)の独り居が、ともすると、雑念の思いにふける巣になって、しみじみ、孤独をよろこぶまでにはいたらない...
吉川英治 「親鸞」
...ともすると相手がそこを立ち去りげに見える...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ともすると、人肌を恋う嬰児(あかご)のような、乳くさい感傷に恋々と心を揺すられ、孤独をさびしがり、暖かそうな人の家庭の灯が羨(うらや)ましくなる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...法門に住んで怖いのは、人を、ややともすると、生仏かのように、崇(あが)めこむことじゃよ」ふたりが、話に熱しているまに、いつか、膳や銚子(ちょうし)などが、運ばれて来ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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