...「ぜんちよ」の輩(ともがら)にはゑとりのやうにさげしまるる...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...しかし現代日本の西洋式偽文明(ぎぶんめい)が森永の西洋菓子の如く女優のダンスの如く無味拙劣なるものと感じられる輩(ともがら)に対しては...
永井荷風 「日和下駄」
...いずれもすぐったる武勇絶倫の輩(ともがら)なれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...さうした輩(ともがら)の細君を敬稱したものかと思ふ...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...その余の輩(ともがら)にいたってはいうまでもない事であろう...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...かなしいともがらでござる...
室生犀星 「津の国人」
...いづれも阿堵中(あとちゆう)の味えも知らざる輩(ともがら)とは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...「汝曹(なんじがともがら)互に愛せよ」と教えはいう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...大月玄蕃(おおつきげんば)などの輩(ともがら)...
吉川英治 「剣難女難」
...孔明の輩(ともがら)は...
吉川英治 「三国志」
...曹仁の輩(ともがら)を奔流の計にもてあそび...
吉川英治 「三国志」
...積年のうらみに燃ゆる蜀の輩(ともがら)...
吉川英治 「三国志」
...四隣に聞えた武勇の輩(ともがら)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...散々(ちりぢり)に今宵を待っていた輩(ともがら)が後から後からとここへ来て落ち合っていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...同気の輩(ともがら)がうち集(つど)うて...
吉川英治 「親鸞」
...ずぶ濡(ぬ)れになった原士の輩(ともがら)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...源家の輩(ともがら)にとっては...
吉川英治 「源頼朝」
...――志のある輩(ともがら)は...
吉川英治 「源頼朝」
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