...とげのあるつる草が...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...ただ、とげのある、こけももだけは、まだ実(み)をむすんでいましたが、こけももはすっぱくて、くちがまがるようでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...「何だね?」女はとげのある声で答えた...
梅崎春生 「幻化」
...草むらにはとげのある野ばらが匐(は)いまわっていて...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...メネラウスが傷ついたときは伝令がマカオンに送られ彼はとげのある矢を引きぬき傷を吸って...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...竜舌蘭(りゅうぜつらん)の厚いとげのある葉がぬれ色に光って立っている...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...とげのある猪口(ちょく)にはいったのと...
中勘助 「島守」
...とげのあるらんの小さい鉢(はち)がふたつおいてありました...
新美南吉 「いぼ」
...ごく普通の契約事項ですね」このとげのある言葉を少しはやわらげようとして...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...とげのあるさんざしといっしょにかいたであろう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...とげのある低い声で...
山本周五郎 「さぶ」
...とげのある醜い形をして居りますが...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
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