...――しかしとうとう...
海野十三 「三人の双生児」
...ところでね、おれは、おとうさんが、いちばんだいじにしている、豹のおきものがほしいのだ...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...ほんとうにびっくりした様子だ...
江戸川乱歩 「影男」
...遂々(とうとう)こんな目にあわされたんだ...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...ほんとうにお名残惜しゅうございます...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「そないにこっとうばかりあつめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...とうとう腹膜炎で死んでしまった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...たうとう民五郎を擧げたね」同じく縁側へ滑つた平次は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは東臺(とうだい)の五月雨(さみだれ)にながす血汐(ちしほ)の赤(あか)き心(こヽろ)を首尾(しゆび)よく顯(あら)はして露(つゆ)とや消(き)えし...
樋口一葉 「經つくゑ」
...とうに樹々の葉も黄ばみはじめ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...『曾呂利(そろり)物語』四には伊予の出石(いずし)の山寺で足利の僧が妖怪を鎮めたとし、主怪をえんひょう坊、客怪をこんかのこねん、けんやのばとう、そんけいが三足、ごんざんのきゅうぼくとす...
南方熊楠 「十二支考」
...豆小僧はとう/\真蒼(まつさを)になつて泣き出しました...
宮原晃一郎 「豆小僧の冒険」
...満がこの村より出(い)でて文学士というエライ者になりたるさえ村中一統(いっとう)の誉(ほま)れなるに我身そのエライ人と縁組せんこそこの上もなき誉れぞと玉の輿に乗る心持「伯父さん...
村井弦斎 「食道楽」
...「勝とうと思うな...
横光利一 「夜の靴」
...起とうとするが起てない...
吉川英治 「上杉謙信」
...眠気を待とうとすることもありましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...手に籐巻(とうまき)の弓をかいこんでいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その後の事どもお耳に入れとう存じます...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索