...凸凹(でこぼこ)の瘤頭(こぶあたま)を臆面もなく天日(てんぴ)に曝して居るし...
石川啄木 「漂泊」
...折れたところから道がでこぼこになり...
梅崎春生 「幻化」
...一体丸木の顔というのがでこぼこしている...
海野十三 「火星兵団」
...丸味をおびて凸凹(でこぼこ)した頭部(とうぶ)とおぼしきものと...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...顔がでこぼこに写るわけでもないのに...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...恐ろしいでこぼこの峠でした...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...でこぼこの石高路(いしたかみち)をおりて往った...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...焼跡の通路はでこぼこしながら往来へのびている...
壺井栄 「一つ身の着物」
...またでこぼこしているため...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...でこぼこ道を上ってくる音を聞いたんだ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...やたら凸凹(でこぼこ)した...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...……まだ横に置かれてあるナイフのでこぼこな面(おもて)...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...向う岸のでこぼこには火影がもれ...
本庄陸男 「石狩川」
...頭がこわれて凸凹(でこぼこ)になり...
柳田國男 「日本の伝説」
...両翼の棟はでこぼこに波を打っていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...しかし草ッ原は凸凹(でこぼこ)で稽古ができぬ...
山本笑月 「明治世相百話」
...でこぼこしたまま...
横光利一 「上海」
...石ころの多い凸凹(でこぼこ)な坂道を...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索