...唯極めて無造作に凸凹(でこぼこ)を造(こしら)へた丈けで醜くもあり...
石川啄木 「葬列」
...然(しか)も凸凹(でこぼこ)...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...肥つたでこぼこの多い顔を一層ふくらませながら傍聴席の方を見下ろしてゐる顔は一時ふき出したいやうでした...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...坦々(たんたん)砥(と)の如き何間(げん)幅(はば)の大通路を行く時も二葉亭は木の根岩角(いわかど)の凸凹(でこぼこ)した羊腸折(つづらおり)や...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...丸味をおびて凸凹(でこぼこ)した頭部(とうぶ)とおぼしきものと...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...でこぼこの岩壁に...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...真白な天井が気味悪くでこぼこになって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
......
榎南謙一 「夜雲の下」
...瘤のようにでこぼこした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...道が凸凹(でこぼこ)してみえたり...
徳田秋声 「仮装人物」
...所々でこぼこして上の方に醜い皺(しわ)の寄ってる変な額が出てきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...でこぼこ道に車輪が軋ったり...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...へんに無気味な凸凹(でこぼこ)をつくっているので...
堀辰雄 「旅の絵」
......
堀辰雄 「鳥料理」
...……まだ横に置かれてあるナイフのでこぼこな面(おもて)...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...背中にでこぼこのある獣のようなものが見えて来る...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...しかし草ッ原は凸凹(でこぼこ)で稽古ができぬ...
山本笑月 「明治世相百話」
...童話「でこぼこ花瓶」など当選...
吉川英治 「年譜」
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