...凸凹(でこぼこ)凸凹凸凹と...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...顔は凸凹(でこぼこ)がはげしくて岩を見るようで...
海野十三 「少年探偵長」
...でこぼこした岩ばかりで...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...でこぼこのしき石の上をがたがたと...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...でこぼこの柏の幹が...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...里芋)・朝風の簑虫があがつたりさがつたり・バスも通うてゐるおもひでの道がでこぼこ・役場と駐在所とぶらさがつてる糸瓜・かるかやもかれ/″\に涸れた川の・秋日あついふるさとは通りぬけよう・おもひでは汐みちてくるふるさとの渡しふるさとや少年の口笛とあとやさきふるさとは松かげすゞしくつく/\ぼうし・鍬をかついで...
種田山頭火 「行乞記」
...左手はでこぼこした褐色の壁で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...またでこぼこしているため...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...所々でこぼこして上の方に醜い皺(しわ)の寄ってる変な額が出てきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...短い脊中はでこぼこだ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...表面はもちろんでこぼこしているし...
中谷宇吉郎 「茶碗の曲線」
...「一体この湯は何に利くんでしょう」と手拭を畳(たた)んで凸凹頭(でこぼこあたま)をかくした男が一同に聞いて見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あちこちに凸凹(でこぼこ)ができ...
堀辰雄 「美しい村」
...何か詩的なるものとしてこれらのものを愛するやうにもなつたのである――まだ横に置かれてあるナイフのでこぼこな面...
堀辰雄 「日付のない日記」
......
正岡容 「大正東京錦絵」
...ネフスキー街を歩いたとき割合でこぼこでしたし角はあるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かれの頭が多少のでこぼこを呈(てい)しただけですんでいる...
吉川英治 「神州天馬侠」
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