...凸凹(でこぼこ)の石高路(いしだかみち)...
石川啄木 「赤痢」
...唯極めて無造作に凸凹(でこぼこ)を造(こしら)へた丈けで醜くもあり...
石川啄木 「葬列」
...然(しか)も凸凹(でこぼこ)...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...折れたところから道がでこぼこになり...
梅崎春生 「幻化」
...丸味をおびて凸凹(でこぼこ)した頭部(とうぶ)とおぼしきものと...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...わざと車をでこぼこ道へいれて...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...ボンヤリと赤黒く見えるでこぼこの岩肌が...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...でこぼこになった岩ばかりの道で...
江戸川乱歩 「大金塊」
...路(みち)は凸凹(でこぼこ)がないのか...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...安公がでこぼこの棺のなかを均(なら)しながら...
徳田秋声 「足迹」
...丁度凸凹(でこぼこ)なりの姿見の前で...
徳田秋聲 「絶望」
...車の滑りを防ぐためにでこぼこの鋪装がしてあった...
豊島与志雄 「庶民生活」
...「一体この湯は何に利くんでしょう」と手拭を畳(たた)んで凸凹頭(でこぼこあたま)をかくした男が一同に聞いて見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...大(おおい)に吾人の尊敬に値する凸凹(でこぼこ)と云って宜(よろ)しい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...やたら凸凹(でこぼこ)した...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...でこぼこな、やたらにすべる道をまっしぐらにわたしたちは進んで行った...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...岩の凸凹(でこぼこ)が跡型もなく消え失せて...
夢野久作 「斜坑」
...雨天のひどい凸凹(でこぼこ)がそのままに固まっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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