...わが名は団十郎。- My name is Danjuro...
...彼は団十郎のような立ち居振る舞いをする...
...彼は団十郎の演技を目指している...
...団十郎風の化粧と着物をしました...
...団十郎を演じる役者は、その美しい芝居で観客を魅了した...
...火星のアアビングや団十郎は...
石川啄木 「火星の芝居」
...団十郎はあの通りの名優だつたので...
薄田泣菫 「茶話」
...九代目市川団十郎は明治三十六年九月...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...弁慶は七代目団十郎...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...赤樫満枝を女団十郎と称ばれた粂八(くめはち)が新派へ加入して守住月華といってつとめていた...
中里介山 「生前身後の事」
...その上、出る奴も、出る奴も、最初から、みんな岩見に擲(なぐ)られに出るので、かりにも岩見と張合ってみようという意気組みのものは一人も見えない、岩見はあいつらを擲るように、あいつらは岩見に擲られるように仕組んであるのが見え透(す)いて、ばかばかしくってたまらない」「そこが芝居だよ」「芝居とはいいながら、岩見重太郎をやる以上は、岩見重太郎らしいものを出さなけりゃなるまい、あれでは、海老蔵はこのくらいエラいぞということを丸出しで、岩見という豪傑は、テンデ出ていない」「そう理窟をいうな、そこが芝居だよ」「芝居とはいいながら、名優というものは、すべての役の中に自分というものを打込んで、それに同化してしまわなければ、至芸というものが出来るものではない、たとえば団十郎の由良之助(ゆらのすけ)に、由良之助が見えず、団十郎が少しでも出て来た以上は、団十郎の恥だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時、舞台の上なる仏頂寺弥助は、組敷かれた弁慶の兜巾(ときん)に手をかけて、「団十郎とか、海老蔵とかいう名前は、芝居の方では太政大臣(だじょうだいじん)だ、その人を得ざれば、その位を明けておくのが、その道の者の礼儀ではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから今日までに団十郎をたった一遍見た事があるばかりである...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...浜子が八歳の明治廿一年には、末松青萍(すえまつせいひょう)氏たちの演劇改良の会が(末松氏は伊藤博文(ひろぶみ)の婿)「演芸矯風会」に転身して、七月八日に発会式を、鹿鳴館(ろくめいかん)で催し、来賓は皇族方をはじめ一千余名の盛会で、団十郎氏令嬢の、実子(じつこ)と扶貴子(ふきこ)が、浜子とあまりちがわない年齢で、税所敦子(さいしょあつこ)――宮中女官楓(かえで)の内侍(ないし)――の作詞を乞(こ)い、杵屋正次郎(きねやしょうじろう)夫妻の節(ふし)附け、父団十郎の振附けで踊っている...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...団十郎(くだいめ)張りのハリのある眼に柔和な光を湛え...
久生十蘭 「魔都」
...地下の団十郎も舌を巻くであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...団十郎は特に座方に注文して...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...いつでしたか或る雑誌で「団十郎の事を聴く座談会」といふのがあり...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...師匠団十郎の活歴の当り狂言が...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...団十郎の武部源蔵(たけべげんぞう)...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...此勧進帳は七代目団十郎の所謂一世一代名残狂言であつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...父七代目団十郎の寿海老人に奥書をさせて香以に贈った...
森鴎外 「細木香以」
...団十郎の筆蹟は永機そっくりであった...
森鴎外 「細木香以」
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