...わが名は団十郎。- My name is Danjuro...
...彼は団十郎のような立ち居振る舞いをする...
...彼は団十郎の演技を目指している...
...団十郎風の化粧と着物をしました...
...団十郎を演じる役者は、その美しい芝居で観客を魅了した...
...助六(すけろく)に作り雷門前地内にて往来に蓆(むしろ)を敷きほんの手すさびに「これは雷門の定見世花川戸(はなかわど)の助六飛んだりはねたり」と団十郎の声色(こわいろ)を真似て売りをりし由にて...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...五代目か七代目(六代目は早世(そうせい))かの団十郎が助六の当り狂言より...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...「団十郎はやはり歌舞伎でなければ納まらんので...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...久しくやっている団十郎の首は...
高村光太郎 「回想録」
...団十郎ノ助六ハコノ時ガ最後デ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...そうして相手の弁慶はおそらく団十郎(だんじゅうろう)ではなかったかと思われるが...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...弁慶は七代目団十郎...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...例へば四世団十郎(五粒)三世団蔵(市紅)元祖歌右衛門(うたえもん)(歌七)元祖中村仲蔵(なかぞう)(秀鶴)等の如き...
永井荷風 「江戸芸術論」
...団十郎はその年春興行の折病に罹(かか)り一時は危篤の噂さへありしほどなればこの度菊五郎との顔合大芝居(かおあわせおおしばい)といふにぞ景気は蓋(ふた)を明けぬ中より素破(すば)らしきものなりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...俳優で市川団十郎は見たといい切れないほどの印象であることを遺憾とする...
中里介山 「生前身後の事」
...その上、出る奴も、出る奴も、最初から、みんな岩見に擲(なぐ)られに出るので、かりにも岩見と張合ってみようという意気組みのものは一人も見えない、岩見はあいつらを擲るように、あいつらは岩見に擲られるように仕組んであるのが見え透(す)いて、ばかばかしくってたまらない」「そこが芝居だよ」「芝居とはいいながら、岩見重太郎をやる以上は、岩見重太郎らしいものを出さなけりゃなるまい、あれでは、海老蔵はこのくらいエラいぞということを丸出しで、岩見という豪傑は、テンデ出ていない」「そう理窟をいうな、そこが芝居だよ」「芝居とはいいながら、名優というものは、すべての役の中に自分というものを打込んで、それに同化してしまわなければ、至芸というものが出来るものではない、たとえば団十郎の由良之助(ゆらのすけ)に、由良之助が見えず、団十郎が少しでも出て来た以上は、団十郎の恥だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...七代目の団十郎様が海老蔵様に改まったんでげす...
中里介山 「大菩薩峠」
...九代目市川団十郎の...
長谷川時雨 「市川九女八」
...三升は八代目団十郎である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...七世市川団十郎が死んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これがまた団十郎式の顔立ちでいやに達者...
山本笑月 「明治世相百話」
...九代目団十郎及び三遊亭円朝の三人であった...
山本笑月 「明治世相百話」
...団十郎は歌舞伎十八番を自分の似顔の人形として家に遺(のこ)すつもりで...
山本笑月 「明治世相百話」
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