...わが名は団十郎。- My name is Danjuro...
...彼は団十郎のような立ち居振る舞いをする...
...彼は団十郎の演技を目指している...
...団十郎風の化粧と着物をしました...
...団十郎を演じる役者は、その美しい芝居で観客を魅了した...
...助六(すけろく)に作り雷門前地内にて往来に蓆(むしろ)を敷きほんの手すさびに「これは雷門の定見世花川戸(はなかわど)の助六飛んだりはねたり」と団十郎の声色(こわいろ)を真似て売りをりし由にて...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...けれども昔から型の有る物をやつては、到底団十郎、菊五郎には及ばないから、新作物で競争しやうといふ鼻息...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...甚五郎は急に団十郎一座に加入して...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...私は少年から青年の頃にかけて団十郎の舞台に入りびたっていた...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...団十郎の顔はぽかりと大きい...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...一ノ谷の熊谷は八代目団十郎...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...市川団十郎ら声名ありし時代を中昔(なかむかし)となしぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...または団十郎『暫(しばらく)』の台詞(せりふ)になぞらへたるが如き滑稽の文字(もんじ)甚だ多し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...俳優で市川団十郎は見たといい切れないほどの印象であることを遺憾とする...
中里介山 「生前身後の事」
...八代目団十郎様の義経様...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから今日までに団十郎をたった一遍見た事があるばかりである...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...浜子が八歳の明治廿一年には、末松青萍(すえまつせいひょう)氏たちの演劇改良の会が(末松氏は伊藤博文(ひろぶみ)の婿)「演芸矯風会」に転身して、七月八日に発会式を、鹿鳴館(ろくめいかん)で催し、来賓は皇族方をはじめ一千余名の盛会で、団十郎氏令嬢の、実子(じつこ)と扶貴子(ふきこ)が、浜子とあまりちがわない年齢で、税所敦子(さいしょあつこ)――宮中女官楓(かえで)の内侍(ないし)――の作詞を乞(こ)い、杵屋正次郎(きねやしょうじろう)夫妻の節(ふし)附け、父団十郎の振附けで踊っている...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...団十郎の銅像の前の陽溜りに躑踞んで...
林芙美子 「瀑布」
...八代目市川団十郎の心境まことによし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...団十郎は早く大坂を立つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これがまた団十郎式の顔立ちでいやに達者...
山本笑月 「明治世相百話」
...明治の芸界には幾多の名人上手がそろっていて、能界には宝生九郎、梅若実、桜間伴馬、梨園には団十郎、菊五郎、左団次、団蔵、そのほかの各方面とも、それぞれ名人級の人々に乏しくなかった...
山本笑月 「明治世相百話」
...相手の男之助が団十郎であった...
山本笑月 「明治世相百話」
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