...前軍早くも勢多に迫り...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...既にして両軍戈を宇治勢多に交ふるや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...勢多の最後の戦線である...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは宇治と勢多あたりに於て...
中里介山 「大菩薩峠」
...雨近江路の秋田はろかに見はるかす彦根が城に雲の脚垂れぬ石山寺附近蜆とる舟おもしろき勢多川のしづけき水に秋雨ぞふる粟津秋雨に粟津野くれば葦の穗に湖靜かなり遠山は見えず逢阪を越えて山科村に至り...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...勢多郡の駒形(こまがた)という処だ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...故に其形勢多くは此長兵衞の傳えしことを以てしるすなり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...勢多橋を過ぐるには...
南方熊楠 「十二支考」
...勢多の秀郷社も盛んに崇拝され...
南方熊楠 「十二支考」
...赤城山の南で勢多郡の桂萱(かいがや)という珍しい名の村にも柳田姓が沢山ある...
柳田国男 「故郷七十年」
...武蔵秩父(ちちぶ)郡久那村大字平仁田常陸多賀郡松岡村大字赤浜字仁田沢上野勢多(せた)郡東村大字沢入字菅仁田甲斐(かい)北巨摩(きたこま)郡江草村字仁田平陸前登米(とめ)郡米谷(まいや)町大字米谷字黒仁田大和北葛城(きたかつらぎ)郡二上村大字穴虫字ニト山肥前南高来(みなみたかき)郡安中村大字中木場字仁田ノ坂日向(ひゅうが)西臼杵(にしうすき)郡岩井川村大字岩井川字仁田ノ尾九州にもずいぶんたくさんある...
柳田國男 「地名の研究」
...伊勢多気(たけ)郡の五ヶ谷村なども...
柳田國男 「地名の研究」
...八幡(やわた)、山崎、竹田、宇治、勢多(せた)、深草、法勝寺などにわたる夜来(やらい)からの赤い空は、ただまっ黒なものとなり、小雨はやんで、東山のみねには、かつてこの世へ現わしたこともないような色をした不吉な太陽が、のっと顔を出していた...
吉川英治 「私本太平記」
...勢多(せた)の舟橋を渡って...
吉川英治 「新書太閤記」
...長岡越中(細川忠興)をば勢多に陣取らせ申した...
吉川英治 「新書太閤記」
...深傷(ふかで)のため落伍する者もあったりして――勢多(せた)を越え渡った頃には...
吉川英治 「源頼朝」
...領内利根吾妻勢多三郡百七十七箇村に檢地を行ひ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...領内利根吾妻勢多三郡百七十七箇村に検地を行い...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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