...次から次へでくの坊を引っぱり出して悦に入るが...
中里介山 「大菩薩峠」
...でくの坊のような先生方とは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...聞かざるででくの坊になって暮していたのです...
宮本百合子 「幸福の建設」
...わたしは門番という下等なでくの坊と押問答することも望まない代り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「よっぽどうすのろのかぼちゃ野郎のでくの坊だな...
山本周五郎 「さぶ」
...何ともはやユル・ブリンナーの藤本鉄石も不粋なでくの坊に見えて手が届くものなら彼の野暮にシャチコ張ッた鼻の頭へ白粉をつけてやりたくなっていたのだった...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...でくの坊(ぼう)よりなッちゃあいねえからな...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いッてしまっちゃいけないよ! やい神主(かんぬし)! つんぼか唖(おし)かでくの坊(ぼう)か! オイきこえないふりをしてゆくない...
吉川英治 「神州天馬侠」
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