...またてくてくと歩き出しましたが...
芥川龍之介 「竜」
...外をてくてく歩くことができるなんて...
海野十三 「怪星ガン」
...一時間あまりもてくてく歩いて...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...てくてく克明にやっていたばかりであったのです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その子が或る土曜日に青森から七里の道をバスにも乗らずてくてく歩いて夜中の十二時頃に蟹田の家へたどり着き...
太宰治 「津軽」
...てくてくと歩いて町へはいって行った...
田山花袋 「田舎教師」
...さびしい田圃道(たんぼみち)を一人てくてくと歩いて来ると...
田山花袋 「田舎教師」
...千駄谷(せんだがや)の田畝(たんぼ)をてくてくと歩いていく男がある...
田山花袋 「少女病」
...四時雄は例刻をてくてくと牛込矢来町の自宅に帰って来た...
田山花袋 「蒲団」
...また少年たちが数千里もの道のりをてくてく歩いて行かなければならないことや...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...以前ならば十五分ほどバスにのればゆけた道を母子はてくてくと歩きだした...
壺井栄 「二十四の瞳」
...広告を見て中心区(シティ)へてくてくと行進して行くんでさ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...水道橋で降りててくてく真砂町(まさごちょう)の方へ歩いて行ったの...
徳田秋声 「仮装人物」
...てくてく歩く人、驢馬に乗る人、あるいは二輪馬車、四輪馬車を走らす人、いずれも、お祭り気分で浮かれながらぞろぞろ行くのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...私からいへば特別いやな釣り堀の沢山ある本所までてくてくと歩いてゆく...
中勘助 「銀の匙」
...てくてく中妻の里を忘れもせずに商業(しょうばい)しながら探ねてあるくと...
長谷川時雨 「糸繰沼」
...てくてく出掛けた...
森鴎外 「あそび」
...もうてくてく歩きはしなくっても好いと云って...
森鴎外 「鼠坂」
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