...早く」船長は、てきぱきと、次から次へ命令を出した...
海野十三 「爆薬の花籠」
...」てきぱきと、必要なだけのことを話し、「しょうちした...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...さすがに波野さんは、てきぱきと、事をはこびました...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...動作は大げさでてきぱきしていた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...てきぱきした質問の銃火は...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...面と向かっててきぱきしたことは言えなかった...
徳田秋声 「挿話」
...イギリス政府とイギリス東印度會社の關係のやうにはてきぱきとゆかぬのではないか...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...妻のてきぱきした性格が...
外村繁 「澪標」
...平素からてきぱきした男だが...
豊島与志雄 「神棚」
...いくら先生でもこの難問をこのようにてきぱきと解決されることは出来なかったのではないかと思われる...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...てきぱきと事務の後始末をして行くのであった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...しかし二人の傍へ近づくと共に彼はすっかり怖気づいて、もはや先刻のように、てきぱきと、伊達に小刻みな歩きぶりが出来なかったばかりか、言葉も少しとちり、すべて彼の動作(ものごし)には一種ぎごちないものがあった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しかしプルウストの方法をかなりてきぱきと紹介したものなので...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...去定はてきぱきと手筈をきめ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...酒肴(しゅこう)の注文などもてきぱきやって...
山本周五郎 「いさましい話」
...てきぱきと締め括りをつけた...
山本周五郎 「菊屋敷」
...あまりにてきぱきとおとなめいていて...
山本周五郎 「季節のない街」
...以前より元気にてきぱきやり始めた...
山本周五郎 「契りきぬ」
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