...一室毎に高まる怪奇な鬼仏の群像にてきぱきと説明をつけるのであった...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...」団長がわりの桂君は、てきぱきと、ぬけめなく指令をあたえました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...わたしの知り合いがてきぱきと商売や各種の職業にはいっていくのを見つつ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...てきぱき言います...
太宰治 「鴎」
...そのうえてきぱきした聡明(そうめい)な娘――こういったたぐいの娘は現代のわが国ではいっこうめずらしくないが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...てきぱきと事を運んでくれ...
豊島与志雄 「立枯れ」
...秋子はてきぱきとすべてを処理する...
豊島与志雄 「憑きもの」
...言葉もてきぱきしていまして...
豊島与志雄 「霊感」
...一向てきぱきしたところがなかつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...一向てきぱきしたところがなかった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...ロチスター氏はてきぱきした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかしプルウストの方法をかなりてきぱきと紹介したものなので...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...さわ子もてきぱきした性質でないことは認めるなんて――勇蔵さんはああいう機敏な男だから...
「海流」
...「お后(ゴー)や、一寸来て」お父さんはお后(ゴー)様なしでは立ちゆかぬ有様で、又お母さんが、明るく、てきぱきと、優しくしてあげていらっしゃる様子というものは実に見ものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...てきぱきした顏をしていた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...気性が明るく動作もてきぱきして...
山本周五郎 「おれの女房」
...てきぱきと締め括りをつけた...
山本周五郎 「菊屋敷」
...てきぱきと云った...
山本周五郎 「風流太平記」
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