...」吉井の返答(ことば)もてきぱきしていた...
芥川龍之介 「影」
...今の自分ならてきぱきと超人的な捜査をやってみせられるのだがなあ――と...
海野十三 「地獄の使者」
...」団長がわりの桂君は、てきぱきと、ぬけめなく指令をあたえました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...皇帝はジプシイの女がてきぱきと返事をするので...
薄田泣菫 「茶話」
...てきぱきと指図をしてくれるのだつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...敏捷(てきぱき)と院内(いんない)の秩序(ちつじょ)を改革(かいかく)したろうか...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...てきぱき小僧さんたちに用事を言いつけて居ります...
太宰治 「誰も知らぬ」
...てきぱきした物云いで...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...仕舞をてきぱきと言いつゝ腰に締めた...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...妻のてきぱきした性格が...
外村繁 「澪標」
...陳はなにかてきぱきと報告した...
豊島与志雄 「秦の出発」
...いろいろの發見や自分の斷案をてきぱきと語り傳へた...
南部修太郎 「死の接吻」
...てきぱきした返辭だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...或るときはてきぱきと返答をするのに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...幾人かの女房たちをてきぱきと指図しながら...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...てきぱきと締め括りをつけた...
山本周五郎 「菊屋敷」
...ひどくてきぱきした女だったが...
山本周五郎 「契りきぬ」
...夜中でも自分でてきぱきやって呉れた...
山本周五郎 「七日七夜」
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