...今の自分ならてきぱきと超人的な捜査をやってみせられるのだがなあ――と...
海野十三 「地獄の使者」
...さすがに波野さんは、てきぱきと、事をはこびました...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...てきぱきと指図をしてくれるのだつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...女中に、少ししたら女の声で電話がかかってくるかも知れぬからと頼んでおいて、私はひとり暖かい鍋(なべ)の物を食べながら、「ああいって、委(くわ)しい電報を打っておいたけれど、ちょうどいいあんばいに女が家にいるか、いないか分らない、とり分け気ばたらきのない、悠暢(ゆうちょう)な女のことであるから……もっともその、しっとりして物静かなところがあの女の好いところであるが……たとい折よく昨夜の出先きから今朝(けさ)もう家に戻(もど)ってきていたにしても、あの電報を見て、早速てきぱきと、電話口に立ってゆくようなことはあるまい...
近松秋江 「黒髪」
...無口な早苗をてきぱき屋に育てていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...また極めててきぱきしたものだった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...言葉もてきぱきしていまして...
豊島与志雄 「霊感」
...てきぱきした返辭だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...てきぱきやることもなかろうに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...年長の女の子がてきぱき言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...てきぱきしなければならぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...てきぱきとはたらきました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...萬事てきぱきと切つて廻し...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「お后(ゴー)や、一寸来て」お父さんはお后(ゴー)様なしでは立ちゆかぬ有様で、又お母さんが、明るく、てきぱきと、優しくしてあげていらっしゃる様子というものは実に見ものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...てきぱきした顏をしていた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...どうも歐羅巴に來た時に非常にてきぱき物のわかるらしい人...
森林太郎 「混沌」
...夜中でも自分でてきぱきやって呉れた...
山本周五郎 「七日七夜」
...一益(かずます)、てきぱきと、かねての計を行え」織田信忠は、滝川一益に、こう命じた...
吉川英治 「黒田如水」
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