...しようがないだろうじゃないか?」吉弥はそのまなじりをつるしあげた...
岩野泡鳴 「耽溺」
...まなじりをつるしあげてキリキリと歯をかみならしました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...鳶口(とびぐち)で櫓へつるしあげて応急の手当をするという騒ぎ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...帆綱で檣のてっぺんにつるしあげ...
久生十蘭 「手紙」
...つるしあげられてグルグルと振りまわされているような...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...またもとのようにじゅんじゅんにつるしあげました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...ゆらゆらと波の上へつるしあげられた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ばりッとかいて宙天(ちゅうてん)へつるしあげた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...グイと右手で猫(ねこ)づかみにつるしあげた若僧...
吉川英治 「神州天馬侠」
...空(そら)へつるしあげられそうになるのを...
吉川英治 「神州天馬侠」
...瞳を上へつるしあげた大きい眼には...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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