...つやつやと光っていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...ただ艶々(つやつや)しく丸髷(まるまげ)を結(い)った年増(としま)の上(かみ)さんが出て来て茶を入れたことだけは記憶して居る...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...却(かえ)って前よりつやつやしい非常に美しい肌になった...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...毛なみもつやつやとしているのは...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...風変りな小さいつやつやした縮れた亜麻色の仮髪(かつら)をかぶっていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...実直そうな顔にさっぱりつやつやのちょび髭...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...お銀はつやつやと紅味(あかみ)をもった顔を撫(な)でながら...
徳田秋声 「黴」
...紅く白く沢々(つやつや)と絹総(きぬぶさ)を靡(なび)かす様な花薄(はなすすき)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...つやつやと光っていました...
豊島与志雄 「古木」
...世に珍しいつやつやとした黒毛の若駒(わかこま)で...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...数千万年の風湿のために研磨されて艶々(つやつや)とした滑肌(なめはだ)になり...
久生十蘭 「地底獣国」
...あんなにつやつやした...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...両側につやつやの黒髪が垂れ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...Tが黒髪つやつや頬は紅というキューピー亭主が趣味なら駄目ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...枕(まくら)から下がったあたりがつやつやと美しいのを見ても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...つやつやと光沢が出てきれいに見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...歯はつやつやと鉄漿(かね)を染めている...
吉川英治 「新書太閤記」
...若い牝鹿の毛なみはつやつやとして...
吉川英治 「親鸞」
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