...お前も知ってのとおり私は生まれ落ちるとからつむじ曲がりじゃあったけれども...
有島武郎 「或る女」
...油でもコンテでも全然抜群で美校の校長も、黒馬会の白島先生も藤田先生も、およそ先生と名のつく先生は、彼の作品を見たものは一人残らず、ただ驚嘆するばかりで、ぜひ展覧会に出品したらというんだが、奴、つむじ曲がりで、うんといわないばかりか、てんで今の大家なんか眼中になく、貧乏しながらも、黙ってこつこつと画ばかり描いていた...
有島武郎 「ドモ又の死」
...それともつむじ曲がりのあまのじゃくであるのかとも思われる...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...自分らのようなつむじ曲がりの読者にとっては...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...しかしこのヘルンのつむじ曲がりの言葉の中には味わうべき何かはある...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...「あいつはつむじ曲がりだからな...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私つむじ曲がりですわね...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...つむじ曲がりな一閑は...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...よこさない?」「つむじ曲がりですからね」「不都合じゃないか...
吉川英治 「松のや露八」
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