...老婆が死骸につまずきながら...
芥川龍之介 「羅生門」
...大きな躓物(つまずき)の石は...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...いかにつまずき倒れても...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...道の小石につまずきもしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...石は引き抜かれ、ピストルは発射され、防寨(ぼうさい)は急造され、追いまくられた青年らは棺車を引きオーステルリッツ橋を駆けぬけて市の守備兵を襲い、重騎兵は駆けつけ竜騎兵は薙(な)ぎ立て、群集は四方に散乱し、戦の風説はパリーのすみずみまでひろがり、人々は「武器を取れ!」と叫び、走り、つまずき、逃げ、あるいは抵抗した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのうちの一人がつまずきそうになって悲鳴をあげ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのスカートなどにつまずきながら父親のところへかけよって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...うねうねと盛りあがった赤針樅(あかはりもみ)の根這(ねは)いにつまずきながら玄関のほうに行こうとすると...
久生十蘭 「雪間」
...おじてつまずき勝ちな馬を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...私の理解も、判断も、ただ手探りしながら、よろめきながら、つまずきながら、やっと進むばかりでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一匹の馬のつまずき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あるとき決闘の場でつまずき倒れ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この言葉に囚われてつまずき...
柳宗悦 「四十年の回想」
...また机に蹴つまずきといったぐあいで...
山本周五郎 「思い違い物語」
...血にすべり屍(かばね)につまずき...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分から大(おお)蹴(け)つまずきを求めた点では...
吉川英治 「新書太閤記」
...お松の寝顔にけつまずき...
吉川英治 「旗岡巡査」
...ただ一つのつまずきがこの調和せる運動を破るのである...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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