...つつましい朝夕を送つてゐた...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...電車賃やその外のつましい入用(いりよう)を引くと...
鈴木三重吉 「桑の実」
...だが己はつましい人間だ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...決して出しやばらうとせぬつつましい温和な表情...
太宰治 「津軽」
...おのれのつつましい家族のことや...
太宰治 「道化の華」
...つつましい情感よ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...私は女中達のつつましい羞恥を感じる...
外村繁 「澪標」
...こんな雄渾な風景の中にこんなつつましい生活があったのか...
外村繁 「澪標」
...下手(へた)なつつましい返事を書いて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...つましい食事をしている時分には...
豊島与志雄 「白日夢」
...ガード下の小さな中華料理でつつましい夕食をし...
久生十蘭 「あなたも私も」
...人民のつつましい生活の中から働く男...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...「きわめてつつましい人よ」とか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それからつつましい酒の膳に向った...
山本周五郎 「雨あがる」
...貧しくつましい暮しをしている者には...
山本周五郎 「日本婦道記」
...つましいくらしをあそばしておいででした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そのつつましい心と姿で四月の太陽を讃めるのは...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...つつましい好青年であり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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