例文・使い方一覧でみる「つの」の意味
スポンサーリンク...彼には更に彼の心を内に向はしむべき一つの小さい事件が落ちて來た... 
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...涙で鼻がつまって６ピチャピチャ……急に足音が高くなり行列が騒がしくなった俺達は胸を張って工場に入ってった俺達はプロレタリアだぜ！７眼の底に染みついた頭の心に焼きついたこの五つの文字――それが胸の中を引掻きむしる８お出でなすったな...
上田進 「横顔」
...水はいつの間にか嵩（かさ）を増し僕の足の甲を水が浸した...
海野十三 「海底都市」
...母たる我に對する汝が孝と愛との唯一つの證據を我は要求す...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...そのために東北地方から北海道南部は一般に南西がかった雪交じりの烈風が吹きつのり...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...「それらの二つの名前をいっしょにすることを好まないです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これまでもしばしばパトラッシュに提供されるただ一つの食べ物であり...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...そのほんの一つの例に過ぎないのである...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...いつも一つの遠い追憶が漂っている！この句の持つ詩情の中には...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...一つの存在より他の存在に移ることによつて主體はいつも同じく存在に出會ふ...
波多野精一 「時と永遠」
...私はいつの間にか...
牧野信一 「熱海線私語」
...一つの面を皆なで順々に手にとりあげて出来栄（できば）えを批評したり...
牧野信一 「鬼涙村」
...唯物論のかの二つの形態を遠くに追い退けておかねばならない...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...午（ひる）ちかくの日光は四つの窓（まど）から四本の青い棒（ぼう）になって小屋の中に落ちました...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...それを一つの跳躍台として...
宮本百合子 「あとがき（『二つの庭』）」
...その百六十五此年文政七年の十二月には二つの記すべき事がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さらに二つの点よりこれを強められる...
柳田國男 「地名の研究」
...スキャグウエイの街の賑いをつのらせた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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