...徒(いたづ)らに材料を他に示すことを惜んで竟(つひ)にその材料を烏有(ういう)に帰せしめた学者の罪は鼓(つづみ)を鳴らして攻むべきである...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...室(へや)の中で鼓(つづみ)の音がするもんですから……」「それさ...
田中貢太郎 「鼓の音」
...鼓型(つづみがた)の結晶...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...少しの間鼓(つづみ)の稽古(けいこ)をした覚(おぼえ)があるので...
夏目漱石 「行人」
...それよりか鼓(つづみ)が打ってみたくってね...
夏目漱石 「三四郎」
...馬鹿囃子を稽古なさるんですって」「このあいだは鼓(つづみ)をならいたいと言っていました...
夏目漱石 「三四郎」
...そのほか大鼓(おおつづみ)の家元は誰とか...
正岡子規 「病牀六尺」
...六川波の鼓(つづみ)...
吉川英治 「剣難女難」
...鼓(つづみ)の声や銅鑼(どら)が水に響いた...
吉川英治 「三国志」
...突忽(とっこつ)として鼓(つづみ)の声...
吉川英治 「三国志」
...銅鑼(どら)鼓(つづみ)を持たせ...
吉川英治 「三国志」
...鉦鼓(かねつづみ)の者は残して...
吉川英治 「三国志」
...鉦(かね)、鼓(つづみ)、ささらの如き打棒(だぼう)、あらゆる鼓舞(こぶ)の殺陣楽(さつじんがく)が、彼のお座船ばかりでなく、定禅(じょうぜん)やほかの船上でも狂気のようにとどろき鳴る...
吉川英治 「私本太平記」
...鼓(つづみ)の音が流れてくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう鼓(つづみ)の音もしない...
吉川英治 「新書太閤記」
...小舞や鼓(つづみ)は上手...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長は小鼓(こつづみ)を取って...
吉川英治 「新書太閤記」
...振鼓(ふりつづみ)...
吉川英治 「平の将門」
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