...どこにもつぎ目がない...
海野十三 「火星兵団」
...首と肩とのつぎ目のあたりから...
海野十三 「火星兵団」
...床はリノリウムのつぎ目をはがしてまで調べた...
海野十三 「四次元漂流」
...敏活だがなんとなく上品な感じだつた……尤もそれは上品な脚立か柔順なタオルかけのつぎ目の動きを連想させた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...すなわち砲尾から砲耳までつぎ目なしの鋼鉄の輪をたくさんはめて外から強くするんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...床板のつぎ目に指先がかかった...
永井隆 「長崎の鐘」
...つぎ目がハッキリしませんから...
中里介山 「大菩薩峠」
...棚にたれたる糸瓜のふとしきをみて秋風は吹きもわたれかゆら/\に糸瓜の袋たれそめにけり青袋へちまたれたりしかすがにそのあを袋つぎ目しらずも夏引の手引の糸をくりたゝね袋にこめてたれし糸瓜か廿八日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...大抵の札はつぎ目がついて...
牧野信一 「昔の歌留多」
...偶然つぎ目のようなところで私は息のつける応答をしているわけになり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしはあえて(もともとそれはつぎ目のまずい寄木細工にすぎないのだから)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雌瓦と雌瓦のつぎ目に...
山之口貘 「暴風への郷愁」
...襖のつぎ目をはだけて見ると...
吉川英治 「江戸三国志」
...天井板のつぎ目へ小柄(こづか)をさし込み...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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