...ついでにどの地点かわかるといいのだが――」「はあ...
海野十三 「怪塔王」
...ついでにいうと、梅崎春生君が乱歩を訪ねたことがあり、その時梅崎君は、探偵小説を書きたい気持があったが、梅崎君がフレッチャーをほめると、乱歩はその意見に不同意で、そのため梅崎君は探偵小説への意欲を失ったということを、私は直接、梅崎君から聞いた...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...ついでに用心しないのだ』と云って一度に二冊返してくれた...
辰野隆 「愛書癖」
...ついでに家じゅうの部屋を台所まで案内して廻った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...御牧は部屋の飾り付けやら箪笥(たんす)鏡台の置き場所やらについて幸子たちと相談するついでに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夫婦で広小路まで出かけて行ったついでに...
徳田秋声 「仮装人物」
...」ついでに言うが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ついでに蚊遣香を買って来ておくれ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...いくらついでにする演説でもそれではあまり情ない...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...ついでにお払いの方も願いたいもので」「そんな古いものが役に立つものか」と何にも知らない主人は一喝(いっかつ)にして迷亭君を極(き)めつけた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何かの用に立ったりしたついでに...
堀辰雄 「幼年時代」
...ついでに家をガサっておいて下さい...
宮本百合子 「刻々」
...ついでに知行取りの士屋敷や奉行所...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...嫁もついでに探していこうと思っちゃいるんだが...
横光利一 「上海」
...……事のついでに...
吉川英治 「三国志」
...ついでに、彼女の手をも払い退けて、「もう、夜もおそい...
吉川英治 「私本太平記」
...……ついでに彼方の縁にある古反古(ふるほご)をみんなこれへ運んで来て...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は帽子を脱(ぬ)いだついでに...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索