...ついでに時計を見ますと...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ついでに専ら興趣を添えるべくアルビノも...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...なおこのついでに私は一歩を進めてこういうことを申し上げておきたいと思います...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...独言(ひとりごと)を云ってるそうじゃないか」「そんなことはありませんよ」「でも叔父(おじ)さんが昨夜(ゆうべ)遅く便所(はばかり)へ往ったついでに...
田中貢太郎 「岐阜提燈」
...ところで、何かのついでに、鼻の話が出ると、彼女はひどく敏感で、即座に片袖で自分の鼻を押え、片手を振って、鼻の話は止めましょうと云うのだ...
豊島与志雄 「失策記」
...諸士に御面会あるそのついでにお目見えをしたのであった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...白井は話のついでに...
永井荷風 「来訪者」
...御苦労ついでに道庵先生まで行ってお礼をして来て下さいな」「ああいいとも」「御飯(ごはん)の仕度が出来たから一緒に食べましょう」「そうかい...
中里介山 「大菩薩峠」
...寒月君のついでに...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...いつか画の話のついでに...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...僕にまるで無かった事もついでに断っておきたい...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ついでに火刑のことを書いておこう...
服部之総 「せいばい」
...来たついでに父の墓へまゐらうと思って...
原民喜 「閑人」
...ついでにいふ、前の歌の「雙六(すごろく)」此歌の「餓鬼」皆漢語なり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...ついでに襖の話では横須賀の某氏邸の大作...
山本笑月 「明治世相百話」
...その仲の悪いところをつけこんで、こんどは家康のふところへ食(く)いいる算段(さんだん)が、第一かと考えます」「そううまくこっちの註文(ちゅうもん)にハマるかな」「いくら狡獪(こうかい)な家康(いえやす)でも、策(さく)をもって乗(の)せれば、乗らぬものでもございますまい、じつはその用意のために、早足(はやあし)の燕作(えんさく)を物見(ものみ)にやッてありますゆえ、やがてそろそろここへ帰るじぶん……」と、話ついでに、のびあがって向こうを見ていると、オオその燕作であろう、竹(たけ)ノ子(こ)笠(がさ)に紺無地(こんむじ)の合羽(かっぱ)、片袖(かたそで)をはねて手拭(てぬぐい)で拭(ふ)きふき、得意な足をタッタと飛ばして、みるまにここへ駈(か)けついた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...サモヴァルを取りにまた部屋から駈けだしたついでに...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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