...跛(ちんば)を引きながら空地の上を往来していた...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...今にも涙の溢れ落ちんばかりの表情をしているのか...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...先生をちんばにして...
壺井栄 「二十四の瞳」
...一生跛(ちんば)をひきずらねばならないことだけでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...平生(へいぜい)跛(ちんば)で充分(じゆうぶん)に足(あし)を組(く)む事(こと)が出來(でき)ないのを憤(いきどほ)つて...
夏目漱石 「門」
...唐臼(からうす)を踏むやうな大跛足(おほちんば)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大跛者(おほちんば)の愛嬌者だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...右足の跛(ちんば)な覆面の男が逃げるところであつたと申す...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大跛者(おほちんば)は本當だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大跛者(おほちんば)の小豆澤小六郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ありがたい効力が」「モートンは鞍からずり落ちんばかりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...あけがた近くの青ぐろいうすあかりが障子や棚(たな)の上の提灯箱(ちょうちんばこ)や家中いっぱいでした...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...「ちんば山の神の片足草鞋」という諺があるそうであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...長い二本のちんば箸(はし)と...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ちんばを曳いて奥へはいって行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ちんばの鬼武者が見ているぞ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...跛行(ちんば)をひいた老小使の弁蔵(べんぞう)が...
吉川英治 「日本名婦伝」
...定紋の提灯箱(ちょうちんばこ)を下ろして...
吉川英治 「松のや露八」
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